今日:23 hit、昨日:19 hit、合計:74,315 hit
小｜中｜大
84 ページ34
.
倉持
「なーんだ。てっきり心配して来てくれたかと思ったのに…沢村君呼んできますね」
「いや…」
教室の中へ沢村を呼びに戻ってしまった。
なにやってんだよ俺…
沢村なんかに何も用なんてねえのに
「どうしたんすか」
「何もねえよ」
「はあ？」
ちっ、これで戻ったら不自然極まりねえじゃねえか…
「いいや、ちょっと来いよ」
沢村を連れて、とりあえず教室を離れた。
「どこ行くんすか」
「知らね」
「あんたさっきから何なんすか！！！」
あ？って睨めば大人しくなって。
俺の都合で沢村を巻き込んじまったのを詫びるかのように自販機でジュースを買って渡した。
「わざわざジュースくれる為に呼んだんすか」
「なわけねーだろ」
はあとデカいため息をついて、ジュースのストローに口をつけた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 94人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おにぎり | 作成日時：2021年3月27日 6時
