今日:9 hit、昨日:19 hit、合計:74,301 hit
小｜中｜大
53 ページ3
.
「はい、これ返す」
「ああ」
ああって…
昨日のお菓子、絶対全部で千円もしてないじゃん
こいつからお釣りとか貰いたくもないから別にいいんだけどさ！！セコい奴め。
「それじゃあ」
「もう俺に話しかけてこないでね」
「それ、こっちのセリフね」
最後まで嫌な奴だった。
もう隣のクラス絶対行かないし視界にも入れん。
自分の見る目のなさに情けなくなるけど、でもあれは誰でも引っかかると思う…
「Aさん大丈夫だった？」
「え？」
教室に戻ると、あんまり話したことのないクラスの女子達もなぜか心配してくれていて。
春乃達の方を見ればグッと親指を立てているから、色々説明してくれたんだなってわかった。
「うん、ありがとう」
「色々な男に色目使ってるからバチでも当たったんじゃないのー？一日でフラれるとかうける」
「だよね、神様っているんだねー」
私のことが嫌いなグループはやはり田宮派のようで、わざと聞こえるように嫌味を言ってくる。
人がむしゃくしゃしてる時にこいつらはまた…
「あのさ、私あなた達に何かしましたか？」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 94人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おにぎり | 作成日時：2021年3月27日 6時
