今日:19 hit、昨日:19 hit、合計:74,311 hit
小｜中｜大
61 ページ11
.
亮介
「お兄さんは怖くないんですか？」
「沢村といい、Aといい、俺お前らの兄貴じゃないんだけど」
亮介さんって呼ぶようにするとか言って、まだ一度も呼ばれてないよね。
「そうですけど…じゃあ亮介先輩」
「じゃあってなんだよ」
普通に会話をしていたら、さっきよりも怯えた感じはなくなっていて。
下手したらもう忘れてるんじゃないのかな？
流石にそれはないか…
「御幸先輩ってかっこいいと思いますか？」
「は？御幸？」
途中で話題をガラリと変えてきて、やっぱり御幸に気があるんじゃないって思った。
「仮に俺がかっこいいって言ったらどう？」
「……ちょっと気持ち悪いかな」
「…チョップしてほしいの？」
そう言えば、全力で首を横に振っている。
そんな事、なぜ俺にいちいちきいてくるんだろうか
「自分はどうなの？かっこいいと思うの？」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 94人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おにぎり | 作成日時：2021年3月27日 6時
