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6 印象は ページ8
御幸さんがポケットから出したのは
私が父から貰ったハンカチだった。
「ぶつかった時に落としたから…。
野球ボールのアップリケが付いてたから
ここかなって思って。」
「ありがとうございます…。」
ハンカチを受け取る。
…な、なんて大きな手なんでしょう…。
男の人だから、なのかな…?
「野球好きなの?」
「は、はい! 小さい頃から
父に話を聞いてて…良いな、と。」
「じゃあマネージャーなるの?」
「そのつもりです…。」
「へー、頑張って。
これから宜しくな!」
「はい、こちらこそ。」
今の言葉は同じクラスだからって意味かな…?
うーん…。
「じゃ、ごきげんよう☆彡」
「なっ…!!」
御幸さんは微笑むと
手をひらひらと振って歩いていった。
まだいじるの?!…むむむ。
私の中で、
父以外と初めてまともに話せた男の人。
その印象は決して良くないものになった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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革ベルト
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作者名:かりむ | 作成日時:2017年3月30日 21時