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6 印象は ページ8

御幸さんがポケットから出したのは
私が父から貰ったハンカチだった。

「ぶつかった時に落としたから…。
野球ボールのアップリケが付いてたから
ここかなって思って。」

「ありがとうございます…。」
ハンカチを受け取る。

…な、なんて大きな手なんでしょう…。
男の人だから、なのかな…?

「野球好きなの?」
「は、はい! 小さい頃から
父に話を聞いてて…良いな、と。」

「じゃあマネージャーなるの?」
「そのつもりです…。」

「へー、頑張って。
これから宜しくな!」

「はい、こちらこそ。」

今の言葉は同じクラスだからって意味かな…?
うーん…。


「じゃ、ごきげんよう☆彡」
「なっ…!!」

御幸さんは微笑むと
手をひらひらと振って歩いていった。

まだいじるの?!…むむむ。

私の中で、
父以外と初めてまともに話せた男の人。

その印象は決して良くないものになった。

7 仕方なく→←5 夕風に乗せて


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設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也 , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:かりむ | 作成日時:2017年3月30日 21時

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