5 夕風に乗せて ページ7
──
「ええと…こっちがグラウンドかな。」
外に出て少し歩くと
もう夕日がでていた。
オレンジ色の空の下、
グラウンドには野球部の掛け声が響いていた。
…さすが、青道高校。
練習もキツそうだなぁと
思わず目を奪われていると背後から声がした。
「お、やっぱりここにいた。」
振り返って後ろにいたのは
さっきぶつかった男性。
まさか私を追って
お説教をしてお金を…?!
「ぶつかってしまった事は、
本当に申し訳ありません!
制服が汚れてしまったのなら買って…」
「大丈夫だって Aちゃん♪」
「な、なんで私の名前を…!」
「なんでってw 同じクラスなんだから
知っててとーぜん。」
…同じクラス?あぁ!!この人確か…
「御幸一也だよ。まぁ初日だし
覚えてなくても無理ないか。」
「す、すみません…。」
「自己紹介の時に爐瓦げんよう
なんて言う奴は覚えちゃうけどーww」
…そ、それって私の事じゃない!!
「か、からかってますか?」
「ごめんってw 面白くてw
あ、 …ほらこれ。」
そう言って御幸さんが
ポケットから何かを出した。
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作者名:かりむ | 作成日時:2017年3月30日 21時