36 私の秘密を ページ39
バタンと扉が閉じた。
これから地獄の時間になるのかな?
お説教…。
貴「お説教ですか?!か、覚悟はできてます!」
御「いや説教はしねえよ」
貴「へ?」
御「説教しねえから、前言ったお前の話、聞かせて?」
私の話…、
あぁ、私の秘密の事ですね…。
貴「うーん…、分かりました。」
御「なんで企業の娘さんがここ入学したの?
普通そういう人が行くとこ行くだろ。」
貴「えっとですね…、
中学は女学院に通ってましたけど…。」
私は御幸さんに青道に通っている理由を話した。こんな理由分かって貰えるのかな?
御「なるほどな、普通を学んで将来困らないようにか。」
貴「はい…、女学院の先輩は社会について行けなくなってお家から出なくなったりしたみたいで…。」
そうです、私は普通になりたいんです。
御「普通ってそんな良いもんなのかな?俺らからしたら不便無い方が良いと思うけどさ」
貴「何もできない自分が嫌ですし…女学院よりもここの普通の生活のほうが楽しくて…。」
新しいものとの出会い以外に
ひとりひとりの人がとっても温かい。
自分で考えて、自分で作って
自分で成し遂げようとする気持ちも素敵です。
そういう人になりたいと思っている。
そして何より…
貴「今は、マネージャーとして皆さんといれる事が楽しいし、幸せです。」
御「…そっか。俺も 一ノ瀬といる時間楽しいぜ。」
貴「ありがとうございます!」
楽しいと言ってもらえた事が
ほんとに嬉しかった。
この人に秘密話して良かったかな?
…良かったに決まってるか
こんな私の事 理解してくれたんだもん。
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作者名:かりむ | 作成日時:2017年3月30日 21時