34 約束 ページ37
帰り道、夏川ちゃんは事情を説明するため先に帰ってしまったので御幸さんと2人で帰る事になった。
沈黙に耐えられずに私は口を開いた
貴「ありがとうございました…」
そう言うと御幸さんは
はぁ、とため息をついた。
御「お前さぁ、あれだけ気を付けろって言ったのにどうしてこうなってんだよ。」
貴「すみません…。引っ張られて走られたので…。」
御「今回は鳴だったから良かったけど、違かったらそう簡単に助けられねえぞ。」
ぶっきらぼうにそう言う御幸さん。
その言葉には怒りよりも優しさを感じた為
嬉しくなって少し笑ってしまった。
御「何笑ってんだよ」
貴「優しいなぁって…」
御「別に。夏川が心配してたからだよ」
貴「そうですか…。でも嬉しかったです!ありがとうございます。」
御「もうこんな事ないようにな。」
貴「また連れて行かれるかもしれません…。」
なんだか自分でもちょっぴり不安。
御「そん時は俺が行く、仕方なく。」
貴「仕方なくですか?」
御「もちろん。俺保護者みたいなもんだからw」
保護者って…
確かに御幸さんには色々教えて貰ったり、助けて貰ってますけど。
言い方が気に食わないです!
でも…、助けに来てくれるって言葉は
嘘じゃないはずですよね…。
貴「約束ですよ!」
静かに交わした2回目の約束です。
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作者名:かりむ | 作成日時:2017年3月30日 21時