18 不注意でした。 ページ20
貴「いたた…。」
気づくと私はその場に倒れていて、
ボールは当たらず、私のすぐ横を通過しただけでした。
御「一ノ瀬!大丈夫か?」
貴「御幸さん…!」
ボールが飛んできてすぐに
御幸さんが駆けつけてくれた。
大丈夫です、と言い立とうとした時
足に痛みを感じ、見てみると
膝を少しだけ擦りむいてました。
御「血出てんじゃねぇか。」
貴「大丈夫ですよ!少しだけですし!」
御「手当ていくぞ、寮の方が近いしそっちな。」
と言われた時には
御幸さんに簡単に持ち上げられてました…。
視線が痛い…。
…うぅ、恥ずかしいです。
御「つーいた。」
やって来たのは寮の御幸さんの部屋。
寮ってこんな感じなのかぁ…。
椅子に座ると御幸さんが真剣な顔つきになった。
御「ごめんな、あれ俺が打った
ボールだったんだよ。」
貴「いえ…御幸さんは悪くないです!
私がぼーっとしていたから…。」
御「でも良かった、当たらなくて。
あ、傷見せて。」
言われるままに、
長いジャージをまくり、足を出す。
御「…綺麗だな。」
貴「全然お外で動く事なかったので…。」
昔の私は室内で遊ぶばかりで
中学校の時の体育はゆったりした内容だったから怪我する事もなく…。
貴「初めての怪我です!」
御「なんで嬉しそうなんだよw」
貴「なんででしょう…。初めてって事に感動してるのかもしれません!」
と言うと御幸さんが笑うので
私もそれに釣られて笑みがこぼれた。
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作者名:かりむ | 作成日時:2017年3月30日 21時