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貴利名STORY4 ページ17

『みてみて!!緑になったよ!!』

楽しそうにキラキラした瞳を向ける

赤、青、黄色、さまざまな色に変わる

それは宝石のように綺麗に輝く瞳に魅入る

すると君は頬を染めながら俺に笑いかける



『ねえ!恥ずかしいってば!!』



なんて言われてもまだ見つめてしまう

やっぱり俺は君のことが好きなんだなって

でも、たまに思ってしまう

ヒロトのこと良かったのかなって

初恋の相手じゃなくていいのかなって

そんな不安に押しつぶされそうになると

俺の手を握る天使の小さい手



『大丈夫だよ!私は貴利名くんの隣にいるよ』



いつも俺を見透かしたような瞳を向ける

散ってしまった火花

あたりは暗くなりロウソクの火だけがゆれる

俺は天使を優しく抱き寄せる

急なことに驚き小さく悲鳴をあげる



貴「俺、やっぱりAの事好き」

貴「絶対に幸せにするから」

貴「俺について来て欲しい」



暗闇の中五感が研ぎ澄まされる

Aの心臓の音が聞こえる

顔が熱い

高校三年生の夏、一世一代の告白

こういうのは大人になるまで取っておくもの



貴「プロのサッカー選手になるから」

貴「俺の隣で支えて欲しい」



すると君は笑顔で俺に向かって叫ぶ

『当たり前でしょ!!!!!』

その勢いに呆然とする



『貴利名くんはもっと自信を持ってよ!!!』

『かっこよくて優しくてサッカーが上手で』

『いつも私の心配してくれて笑いかけてくれて』

『自分を蔑ろにして後回しにして』

『私も、、、私も!!!!』

『貴利名くんを護るって決めてるから!!!』



すると俺の胸に顔を埋める

耳まで真っ赤になる君

そんな君を見てつい意地悪をしてしまう



『、、、っ!!』



頬に手を添え顔をあげる

真っ赤になって潤んだ瞳を向けられる

その表情を見て口角が上がる



貴「じゃあ、俺の隣で俺を支えてね」

貴「"守護天使"さん」

貴「離してって言っても離さないから」



腕を引き、指でAの唇をなぞる

ドクドクとアドレナリンが分泌してくる俺

どうしたらいいか分からず固まるA

そんな俺たちを我に返すように響く声



剛「お!?なんだお前らもいたのか!!」



貴(空気読めないところが剛陣先輩っぽい)

(ドキドキして死んじゃうところだった、、、)



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私もドキドキしてた( ˙-˙ )

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もち汰。(プロフ) - ヒナ(^ ・ω・^)ノさん» 私も裏の貴利名くんお気に入りです笑読んでくれてありがとうございます( ´ω` ) (2020年5月7日 7時) (レス) id: 09af299ba0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ(^ ・ω・^)ノ(プロフ) - もち汰。さん» 裏の貴利名君めっちゃよかったです! (2020年5月5日 2時) (レス) id: 65260c75e2 (このIDを非表示/違反報告)
もち汰。(プロフ) - ヒナさん» そう言ってくれると嬉しいです!天然な子が実は裏があるってギャップ好きで(`-ω-´) (2020年5月4日 23時) (レス) id: 09af299ba0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - 一気読みしてきました!とても良かったです。マジで推しが尊すぎて死にそうです。(氷浦君推し)更新お疲れ様でした! (2020年5月4日 17時) (レス) id: 65260c75e2 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - とっても面白いです!!更新を楽しみに待ってます! (2020年4月16日 12時) (レス) id: b227610430 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もち汰。 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年10月8日 8時

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