貴利名STORY3 ページ16
快晴、雲ひとつない真っ赤な太陽
キラキラと輝く砂の上に揺れる二つの影
『すっごく綺麗だね！！』
『いっぱい遊ぼう！！！』
高校生にもなって子供のようにはしゃぐA
大好きな彼女を見て笑がこぼれる
綺麗な群青色の髪の毛がなびいて目を奪われる
かわいいふわふわした淡い色の水着
いつもよりも少し気合いの入った化粧
「かわいい」と言うと恥ずかしいのか俯いてしまう
『ちょっとだけ、背伸びしてみちゃった』
『貴利名くんのお父さんとお母さんに会うし』
『おばあちゃんにも、認めて欲しくて』
貴(は〜〜〜〜〜〜〜かわいいっっっ)
今すぐ海に向かって叫びたい気持ちを押し込む
顔に出さないように笑顔を貼り付ける
なんでこうもAは可愛いのだろうか
貴(認めて欲しいってなにそのパワーワード)
貴(普通に遊びに来ただけなのに)
貴(背伸びしたとか今すぐ抱きしめたい)
はやくはやく！！と俺を呼ぶ彼女の元へ駆け寄る
『伊那国島に行きたい』
急なことで携帯を落としてしまった
電車に響く重たい音にみんなの目線が集まる
わたわたと慌てて俺の携帯を拾って渡す
『ご、ごめんね！！急に、、、』
『わ、私も、貴利名、くんのこと知りたくて』
『生まれた島に、行きたい、なあって』
声がだんだんとか細くなっていく
俺の事知りたい、知りたい、知りたい？
貴(は〜〜〜〜〜〜〜かわいいっっっ)
顔を抑えて平常心を保ちたい
そんな俺を心配してかわたわたと慌て出す
貴「いいね！ちょうど海に行きたいと思ってた！」
貴(次のデートは泊まりかぁ〜〜〜しんどい)
そんな経緯で伊那国島に来た
荷物を置いて海へ一直線
エメラルドグリーンが目の前に広がる
周りにはたくさんの観光客
その中でも一際目立つ女神
貴「人が多いから俺から離れないでね？」
そっと指を絡ませる
ピクっと驚いた手を離さない
『あ、ありがと、う』
『その、』
何かを言いたそうに口を動かすが聞こえない
聞き返すとさっきよりも真っ赤になって
俺の手をギュッと握る
『い、今の貴利名くん、水に濡れて』
『すっごく大人っぽくて、色っぽいっていうか』
ごにょごにょと話す
そしてなんでもない！！と真っ赤な顔で言うA
貴(無理好き)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
海が本当に綺麗そう(小並感)
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もち汰。(プロフ) - ヒナ(^ ・ω・^)ノさん» 私も裏の貴利名くんお気に入りです笑読んでくれてありがとうございます( ´ω` ) (2020年5月7日 7時) (
レス) id: 09af299ba0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ(^ ・ω・^)ノ(プロフ) - もち汰。さん» 裏の貴利名君めっちゃよかったです！ (2020年5月5日 2時) (レス) id: 65260c75e2 (このIDを非表示/違反報告)
もち汰。(プロフ) - ヒナさん» そう言ってくれると嬉しいです！天然な子が実は裏があるってギャップ好きで(｀-ω-´) (2020年5月4日 23時) (レス) id: 09af299ba0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - 一気読みしてきました！とても良かったです。マジで推しが尊すぎて死にそうです。(氷浦君推し)更新お疲れ様でした！ (2020年5月4日 17時) (レス) id: 65260c75e2 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - とっても面白いです！！更新を楽しみに待ってます！ (2020年4月16日 12時) (レス) id: b227610430 (このIDを非表示/違反報告)
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