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優鶴side
『りんねプログラムの代替と、
ジュリイ、
ジャニスプログラムの代替はどうなる！？』
『まず記憶や、人格を削除してーーー』
優鶴「代替案の作成の必要は絶無。
新規に、一から作ることをオススメします。
変える必要性が見出せない」
「優鶴・・・・」
優鶴「はいはぁい☆
守護者が到着しましたよ〜って。」
プリズムワールド、深層
入ってこれるものが
ごくごく僅かな人数だけであり、
そこに浮かぶ薄い、
モノリス状の板。
これが管理システムだ。
ちなみに、
プリズムのきらめき が凝縮したようなもの。
俺は壊せたりする。
『何を言うかと思えば』
『容認できない！
これ以上の不具合はこちらのーーー』
優鶴「不具合？
誰が？何故？どこに不具合がある？」
『なに？』
優鶴「お前らの言う“バグ”は。
お前らの把握漏れが生んだ、
その事にまだ気づいてなかったのか？
お粗末極まれりだな。
ったく、
これでも我慢した方だが。
ーーー守護者の強権発動だな。
ジュネの事、ルヰの事含めて、
最近強権発動しすぎだな。
頼むわ、運営さんよ。」
『何？』
優鶴「後、ジュリィ！
お前も勝手な行動は慎め！
お前にも強権使ったんだからな！？」
『ーーーお前もか、守護者』
『処分は？』
優鶴「俺を散々部品にしといて、
今更システム同格の扱いかよ。
まぁそうだろうな、俺も、アンタらからしたら
処分したい対象だ。
ーーーだからこれだけあるか知らんが、
耳の穴かっぽじってよく聞け！
感情は決してバグじゃねぇの。
あいつらが“愛”をしって、
自分から、
きらめきを生み出す事ができるようになったのも
バグじゃねぇ、
“進化”だ。
それが容認できないようなら、
お前らはもう用無しだ。
ーーーあくまで、一つ捕捉。
これはクーデターだ。
お前らに運営を任せておけない。
使者達はもちろん、
使用者達、システム各位の自立化の為のな。」
『そのための“掟”の撤廃ーーー。』
『如月ルヰのあのフェザーは、
守護者が！？』
今更気づいたか。このボンクラども。
鈍いとか、そんなレベルじゃない。
優鶴「一周回って、哀れだな。
安心しろよ、
次の管理システムはもうとっくにできてる
効率厨じゃない、合理的なやつが。
じゃあ、さよなら」
パシリ、と
ガラスが割れるように
管理システムのモノリスが
プリズムの煌めきに還元された。
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作者名：クラウン | 作成日時：2021年2月17日 4時
