最強少女は俺らの女神！.５【ダイヤのエース】

バレンタイン６ ページ43

「うまっ！」




Aの心配とは裏腹に部員たちはケーキを食べると「美味い」を連発してくれた。




『苦くない？焦げたりしてない？』


沢村「全然平気っすよ！むしろ完璧です！」


『良かったぁー！』




Aは一気に脱力して机に倒れこんだ。




春市「A先輩大丈夫ですか？」


『朝からずっと心配だったのよ...。不味かったらどうしようって！』


降谷「不味くても先輩が作ってくれたものは食べますよ」




『ありがと』と笑みをこぼすと降谷も満足そうな顔でケーキを食べ進めた。




するとふと何かを思い出したように勢いよくAは席を立ち上がった。
そして冷蔵庫から何かを取り出すと御幸の席へ向かう。




『一也！』


御幸「おう。お前よくあの状態からここまで作り上げたな！」


『一也のおかげよ！てかハイこれ』


御幸「え？...なんか俺のだけ他の奴らと違くね？」




御幸が渡されたのはみんなに配ったケーキとはまた違うホイップなしのブラウニーだった。




『一也は甘いの苦手でしょ？だから甘すぎないのを作ったのよ』


御幸「！お前が？」


『当たり前！』


御幸「マジかよさんきゅー！」




御幸は嬉しそうに笑うと席について食べ始めた。




御幸「俺好みの甘さだわ」


『でしょ？苦労したのよ本当！』




その言葉を聞いた部員たちはいきなりAの方に向き直った。




『どうしたの？』


倉持「お前のその手、やっぱケーキ作ってるときに切ったやつだったんだな」


『え？...いやこれは』


川上「みんな知ってるんだ。Aが夜遅くまで厨房でケーキ作ってたの」


『え！？もしかしてみてたの！？』


白州「バッチリな」




まさかの見られてた事実に一気に顔を赤く染め上げるA。




『なんで見てんのよー！せっかく内緒で作ろうと思ってたのに！』


東条「けどすごく嬉しいです！こんな美味しいケーキ俺たちのために作ってくれて」


沢村「ありがとうございますA先輩！」




みんなの嬉しそうな笑顔にAは涙が出そうになった。
そして同時に作ってよかったとも思った。




『こちらこそ、いつもお疲れ様！』









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よくわからない終わり方でしたが少しは楽しんでいただけましたでしょうか？




また、この場をお借りして謝罪します。

あと２．３週間後に学年末試験があります。
なので更新できません。

試験が終わったらまた更新しますので待っていて下さい！
お願いします！

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