検索窓
今日:2 hit、昨日:9 hit、合計:283,851 hit

18 ページ18

ナ「いや…俺はそれでも良いがシュウに殴られそうだからやめとく」

貴「シュウ兄は怒ったら怖いからな」

ナ「つーかお前に惚れたっつってる男の前で、しかもソイツのベッドにいるお前はよっぽど警戒心がないな」

貴「しょうがねーだろ。でもお前はそういう事しないって知ってるから」

ナ「…まあ、確かに身体目当てならここに連れ帰った時点で襲ってる」

貴「だろ。そんな事したら心の方は一生手に入らねぇもんな」

ナ「そうだな…大体、落ちなかった女はお前が初めてだ」

貴「お前…相当遊び人だな?俺は恋人でもない奴と関係を持つのはごめんだ」

ナ「だから良いんだ。それに本気で欲しいと思ったものが簡単に手に入ったらつまらないだろう」

貴「じゃあ一生お前の物にはなんねーよ」

ナ「そういう意味じゃねぇ」


そんな会話をしていたら、不意にインターフォンが鳴り響いた

ナッシュは俺に少し待っていろと言って部屋を出た

暇になったので、改めて部屋を見回す

綺麗でシンプルな部屋

ベッドがでかい

寝室だからか香水なんかも並んでいる

この部屋も相当広い

立派な邸宅なんだろうな…

金持ちっぽいしアイツ

あ、戻って来た


貴「用事じゃねーの?」

ナ「いや」

貴「ふーん」

ナ「あ、何か食うか?もう昼過ぎてるし腹減ったろ?」

貴「ほんとだ…大丈夫、バックにパン入ってるから」

ナ「じゃあ食えよ。リビングにでも行こう。歩けるか?」

貴「多分もう平気だよ」


そう言ってベッドから降りた

少し眩暈がしたが耐えられない程ではない

バックを持ってナッシュについていった

寝室から出ると長い廊下が伸びていて、やっぱりこの家はかなり広いんだと再認識した

リビングに入り、促された所に座る


ナ「…それしか食わないのか?」

貴「まあ…基本的にはこれかな…それに少食だからパンも半分くらい残しちゃうし」

ナ「だから倒れるんだよ」

貴「しょうがないじゃん、食べれないもんだもん」

ナ「仕方ないと言えば仕方ないけど。お前、ちゃんと病院行けよ?」

貴「え…やっぱ行かないとかな…?」

ナ「当たり前だろ。シュウも連れてくって言ってたぞ」

貴「シュウ兄まで…つーか俺が倒れた時点でお前が連れてってくれれば良かったんだよ」

ナ「いやそれは…」

貴「……下心あったろ?」

ナ「…………多少はな」

19→←17



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (97 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
271人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

匿名 - 一人称が俺とかかなり萎えますね (2017年9月17日 23時) (レス) id: f7bd0c1b2b (このIDを非表示/違反報告)
てんてー(プロフ) - 待ってたよナッシュー!! (2017年5月30日 19時) (レス) id: 88afc1eabe (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - 白雪さん» 教えてくださりありがとうございました! (2017年4月22日 22時) (レス) id: 5ccf01eb88 (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - お役に立ててよかったです。 (2017年4月22日 17時) (レス) id: 5f8d813057 (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - 夜桜さん» ナッシュめちゃくちゃかっこいいですよね!ありがとうございます!頑張ります! (2017年4月22日 1時) (レス) id: 5ccf01eb88 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:碧夜叉 | 作成日時:2017年4月3日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。