7話 ページ7
腹を深く刺され、鬼灯は血を吐いた。
白澤「…今度こそ、つ〜かまえた」
そう言って、腹から手を抜く。
鬼灯が膝から崩れ落ち、倒れた。
「…か、は…」
白澤「ふーん、鬼神と言ってもこんなもんか…なんか食べる気失せたし別のところ行こうかな」
「…ち、…待ちな…さい」
白澤が歩き出したところを鬼灯がかすれた声で止める。
「…なに？お前まだ息があったの？しぶといなー」
フラフラと立ち上がる鬼灯。
「貴方を倒すまでは…」
白澤「倒す？僕を？…無理だよ」
「そう…で、しょうか。」
鬼灯がニヤリと笑った。
その瞬間、白澤は妙な寒気を感じた。
白澤「っなに？」
鬼灯の体からは藍色の気がはなたれていた。
白澤「…な、」
「…これくらいしないと、貴方は倒せませんよね」
白澤「お前…鬼火を…っ」
「…えぇ、これは私が止めなければいけません。…なので全力でいきます。」
そう言うと、鬼灯は金棒を拾い白澤を見た。
白澤「…そうか。なら僕も本気で行こう。」
…２人の沈黙が続いた。
沈黙を破ったのは鬼灯。
白澤に蹴りを入れる。
吹っ飛んだものの、すぐに体勢を立て直した。
２人はさっきとは桁違いの速さで攻守を繰り返していた。
どちらも譲らない…
が、白澤が少しだけ見せた隙を鬼灯は見逃さなかった。
金棒で腹を殴り、白澤もろとも地面に叩きつける。
白澤は叩きつけられたまま、大の字になった。
「…貴方、なぜ隙を作ったんですか」
白澤「なんのことかなー？」
「しらばっくれないでください。貴方も本気で行くのでは無かったのですか」
白澤「…」
白澤は黙った。黙って、悲しそうな寂しそうな顔をした。
白澤「僕の心に隙があったからかなー。」
「…隙？」
白澤「ちょっとね、負けちゃっても良いな…って思ったんだ。
勿論本気でやったけどね。
久々にこんなに戦って、正直楽しかった。
僕は凶兆の神だから、皆近付こうとしなかった。
居ただけで邪魔だと、目で訴えられた。
でも、お前は面と向かって僕に戦いを挑んでくれた。
それが単純に嬉しかったんだ。
…さ、話はこれくらいにして早く倒してよ。僕を…」
鬼灯は少し考え、口を開いた。
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プラネタリウム(プロフ) - マリナさん» はい！ありがとうございます！(^-^) (2015年6月18日 6時) (
レス) id: b513c076e7 (このIDを非表示/違反報告)
マリナ(プロフ) - プラネタリウムさん» 私も白澤大好きです(*´∀｀) 更新頑張って下さい(^^)/ (2015年6月17日 23時) (レス) id: 554fd99510 (このIDを非表示/違反報告)
プラネタリウム(プロフ) - マリナさん» 他のまで…ありがとうございます！白澤が一番好きですね(^^) (2015年6月17日 22時) (レス) id: b513c076e7 (このIDを非表示/違反報告)
プラネタリウム(プロフ) - るヴァイさん» コメントありがとうございます！気に入って頂けたら光栄です(^^)pixivの小説、今度見ようと思います！ (2015年6月17日 22時) (レス) id: b513c076e7 (このIDを非表示/違反報告)
マリナ(プロフ) - プラネタリウムさん» 他の作品も見させていただいてます(^_^ゞ白澤の作品が多いですが、一番好きなキャラは白澤ですか？(^^) (2015年6月17日 22時) (レス) id: 554fd99510 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白澤様が好きなんですよね | 作成日時：2015年5月10日 16時
