4話 ページ4
「さて…」
鬼灯は愛用の金棒を肩にかける。
「探しますかね…」
その目は、まるで獲物を狩る獣のようだった。
桃源郷を一通りまわったが、白澤の姿は見えなかった。
…では、地獄か。
地獄へ着いた鬼灯は、目の前の光景に唖然とした。
「こ、れは…」
地面には穴が空き、逃げ惑う獄卒の鬼達…地獄の大半が壊れている状態だった。
「思ったより深刻ですね…」
茄子「あっ！鬼灯様！！」
向こうからかけてくる2つの影
「唐瓜さん、茄子さん」
唐瓜「鬼灯様！地獄がっ…」
２人は凄く慌てていた。
それもそうだ、突然こんなことが起こったのだから。
「えぇ、分かっています。…こんなことになる前、何かありませんでしたか？」
唐瓜「…そう言えば、白澤様みたいな人が通って行った気がします。
珍しいなと思って見てたら突然地面にヒビが入って…」
茄子「その人不思議な服着てました！目の色も変だったし…」
「…そうですか。ありがとうございます。…その人、何処へ向かったか見てませんか？」
唐瓜「んー…たしか花街に向かった気がします」
「分かりました。お二方は獄卒達を閻魔殿へ避難させてください。」
茄子「えっ、もしかして花街に向かうんですか！？」
「当然です。止めなければ、被害が増えます。」
唐瓜「無茶です！いくらなんでも危ないですよ！」
「問題ありません。私を誰だと思っているのですか、閻魔大王の第一補佐官ですよ。
…私が止めなければ誰が止めるんです。」
唐瓜・茄子「…」
２人は不安そうな顔をしたが、鬼灯を信じることにした。
唐瓜「どうか、気をつけて…」
茄子「無理しないで下さいね！」
「はい、ありがとうございます。」
鬼灯は花街へ向かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
プラネタリウム(プロフ) - マリナさん» はい！ありがとうございます！(^-^) (2015年6月18日 6時) (
レス) id: b513c076e7 (このIDを非表示/違反報告)
マリナ(プロフ) - プラネタリウムさん» 私も白澤大好きです(*´∀｀) 更新頑張って下さい(^^)/ (2015年6月17日 23時) (レス) id: 554fd99510 (このIDを非表示/違反報告)
プラネタリウム(プロフ) - マリナさん» 他のまで…ありがとうございます！白澤が一番好きですね(^^) (2015年6月17日 22時) (レス) id: b513c076e7 (このIDを非表示/違反報告)
プラネタリウム(プロフ) - るヴァイさん» コメントありがとうございます！気に入って頂けたら光栄です(^^)pixivの小説、今度見ようと思います！ (2015年6月17日 22時) (レス) id: b513c076e7 (このIDを非表示/違反報告)
マリナ(プロフ) - プラネタリウムさん» 他の作品も見させていただいてます(^_^ゞ白澤の作品が多いですが、一番好きなキャラは白澤ですか？(^^) (2015年6月17日 22時) (レス) id: 554fd99510 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白澤様が好きなんですよね | 作成日時：2015年5月10日 16時
