3話 ページ3
「！」
なんだ今のは…
麒麟「ほ、補佐官…殿…」
声がした方を見ると、
血だらけになった麒麟と鳳凰の姿があった。
「どうされたんですかっ」
麒麟「…申し訳ない。あいつの神気を抑えられなかった。」
「え…」
神の力を持っても抑えられなかった…？
麒麟「首を突っ込むなと言ったのはワシらだが…今回ばかりは止められぬ。
止められるのは…補佐官殿、お主だけだ」
…私？
「なぜ…です？神の力を持っても止められなかったものを、私が止められるのですか」
鳳凰「…止められる。」
確信に満ちた鳳凰の目を見て、鬼灯は息をのむ。
鳳凰「…今の白澤は意識が無い。いや、別の意識に乗っ取られていると言った方がいいか。」
まただ。別の何か…
鳳凰「1万年に１回あるかないか…いつもは自力で抑えられたが、今回ばかりはそうはいかんかった。
…頼む、あいつを止めてくれ。
じゃないと、天国も地獄も…」
そう言いかけて鳳凰の体がグラっと倒れる。
鬼灯はすぐ駆け寄り、抱きとめた。
鳳凰「…あいつは鬼も喰らう。早くしなければ…」
「…分かりました。私に出来ることなら、手を貸します。」
鳳凰「…礼を言う、補佐官殿。では…」
麒麟と鳳凰は鬼灯に手をかざす。
すると、そこから白い光が生まれ、鬼灯の中に入っていった。
「これは…」
麒麟「ワシらの神気じゃ。大丈夫、体に害がないようにしておいた。
お守りと思っておれば良い…。
ワシらは少し休む。あとは…頼んだ…ぞ。」
そう言って、神は意識を失った。
２人を芝生に寝かせ、鬼灯は白澤を探すことにした。
桃太郎「…鬼灯さん。」
木の陰から桃太郎が出てきた。
隠しているつもりだろうが、手が僅かに震えていた。
「桃太郎さん…」
桃太郎「俺、なんの力にもなれませんが…」
その言葉を聞き、鬼灯は自分の思ったことを桃太郎に伝えた。
「…いいえ、そんなことありませんよ。あなたはずっと待っていた、それだけであの人にとっては大きな支えだったのでは無いでしょうか。」
鬼灯の言葉を聞いて、桃太郎はかすかに微笑んだ。
桃太郎「…ありがとうございます。
白澤様を、よろしくお願いします。」
「…はい。」
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プラネタリウム(プロフ) - マリナさん» はい！ありがとうございます！(^-^) (2015年6月18日 6時) (
レス) id: b513c076e7 (このIDを非表示/違反報告)
マリナ(プロフ) - プラネタリウムさん» 私も白澤大好きです(*´∀｀) 更新頑張って下さい(^^)/ (2015年6月17日 23時) (レス) id: 554fd99510 (このIDを非表示/違反報告)
プラネタリウム(プロフ) - マリナさん» 他のまで…ありがとうございます！白澤が一番好きですね(^^) (2015年6月17日 22時) (レス) id: b513c076e7 (このIDを非表示/違反報告)
プラネタリウム(プロフ) - るヴァイさん» コメントありがとうございます！気に入って頂けたら光栄です(^^)pixivの小説、今度見ようと思います！ (2015年6月17日 22時) (レス) id: b513c076e7 (このIDを非表示/違反報告)
マリナ(プロフ) - プラネタリウムさん» 他の作品も見させていただいてます(^_^ゞ白澤の作品が多いですが、一番好きなキャラは白澤ですか？(^^) (2015年6月17日 22時) (レス) id: 554fd99510 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白澤様が好きなんですよね | 作成日時：2015年5月10日 16時
