1話 ページ1
「…？」
桃源郷にある極楽満月の扉に貼ってある紙の内容に、鬼灯は違和感を抱いた。
『神以外立ち入り禁止』
「これは…」
桃太郎「あっ、鬼灯さん！」
思考を巡らせていると後ろから声をかけられた。
「…桃太郎さん。これはどういう事ですか？」
桃太郎「あっ…これですか。」
「あの白豚、何がしたいんですか？店も開けないで」
何か怪しい薬でも作っているのだろうか。
だとしたら直ぐに金棒を飛ばすが、
『神以外』という単語に引っかかる。
桃太郎「俺も詳しくは知らないんですけど、
白澤様は今、神気がダダ漏れになってるそうです。」
「…は？」
我ながら拍子抜けのような声が出たと思う。
神気…神だけがもつ気力、それに触れると鬼や亡者に害が及ぶ。
…なのにそれがタダ漏れとは
「何かやらかしたんですか」
桃太郎「いや…俺もそう思ったんすけど、なんかこれ1万年に1回あるか無いかの事らしくて…
治るのに早くて10日…下手すれば1ヶ月は掛かるみたいですよ」
「…下手すれば1ヶ月も店をしめるんですか。」
桃太郎「まぁ、そうなりますね…
薬にも神気が入るそうですし、
白澤様自身、自分で身動きはあまり出来ないみたいですよ」
「…どうするのですか。薬を求める者達が来たら」
無理だからと断れるほど、簡単なものではないだろう…
桃太郎「あ、それなんですけど…これ。」
桃太郎が自分の持っていたふろしきを地面に置く。
「？これは…」
桃太郎「薬です。白澤様が念の為にと、俺に渡してくれました。」
「…そうですか。」
あいつもちゃんと考えてるのかと少し関心したが、ある疑問が浮かぶ。
「念の為に渡した…ということは、白豚はこうなる事を知っていたんですか？
1万年にあるかないか、なんでしょう」
桃太郎「…なんか、感覚で分かるみたいですよ。
よく分かりませんが、別の何かが自分の中を荒らしているような…とかなんとか」
別の何か…？
「桃太郎さん、それ詳しく聞いてませんか？」
桃太郎「すみません、それ以外はあまり…」
「…そうですか。ありがとうございます。
…私はこれで失礼します。」
桃太郎「はい。すみません急で」
「いえ、桃太郎さんのせいではありませんよ。…また来ます」
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プラネタリウム(プロフ) - マリナさん» はい！ありがとうございます！(^-^) (2015年6月18日 6時) (
レス) id: b513c076e7 (このIDを非表示/違反報告)
マリナ(プロフ) - プラネタリウムさん» 私も白澤大好きです(*´∀｀) 更新頑張って下さい(^^)/ (2015年6月17日 23時) (レス) id: 554fd99510 (このIDを非表示/違反報告)
プラネタリウム(プロフ) - マリナさん» 他のまで…ありがとうございます！白澤が一番好きですね(^^) (2015年6月17日 22時) (レス) id: b513c076e7 (このIDを非表示/違反報告)
プラネタリウム(プロフ) - るヴァイさん» コメントありがとうございます！気に入って頂けたら光栄です(^^)pixivの小説、今度見ようと思います！ (2015年6月17日 22時) (レス) id: b513c076e7 (このIDを非表示/違反報告)
マリナ(プロフ) - プラネタリウムさん» 他の作品も見させていただいてます(^_^ゞ白澤の作品が多いですが、一番好きなキャラは白澤ですか？(^^) (2015年6月17日 22時) (レス) id: 554fd99510 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白澤様が好きなんですよね | 作成日時：2015年5月10日 16時
