愛病 百五話 ページ5
｢勝者テマリ!!｣
奈良君と砂隠れの女の人の戦い
一見、奈良君が勝利するかのように思えたが、驚くことに最後の最後で奈良君はギブアップした
チャクラが足りないとか時間切れだとか
奈良君らしいっちゃ奈良君らしい
てことは、私の対戦相手はあの女の人かぁ
あともう少しで私の試合だ
気を引き締めてかないと
と、思ってはいるんだけど
｢...兄さん、まだかな｣
一向に現れない兄さんのことが気になって仕方がない
このまま兄さんが来なければ、私の試合が始まっちゃうわけだし
｢次！うちはツバサ、テマリ、降りて来い｣
なんて、考えてると不知火さんから降りて来るように指示される
どうやら思っていた通り、私の試合を先に行うらしい
｢ツバサちゃん！頑張れってばよ!!｣
｢うん、いってくる｣
うずまき君からエールを貰ったあと、私は手すりを越え下へと飛び降りた
って！
なに格好つけて飛び降りちゃってるの私!!
｢今からの試合もあの"うちは"一族だってよ！｣
｢あの"うちは"サスケの妹らしいぜ！｣
余計目立っちゃったじゃない!!
｢では第一回戦、始め!!｣
ああ！もう始まっちゃった!!
どどどどどうしよう!!!!
...お、落ち着いて！落ち着くのよ私!!
相手は風遁使い
生憎、うちはである私の専売特許は火遁
風遁に対しては優勢ではあるが、相手は相当な手練
一筋縄ではいかないことは確かだ
よし、あれをやろう
本当は兄さんに修行の成果を見せつけてやりたかったんだけど
いないんじゃ仕方ないわよね
その代わり、本戦で当たったときにギャフンと絶対に言わせてやるんだから
｢なんだ？来ないならこっちから行くぞ!!｣
暫く刀の柄に手をかけ目を瞑り精神統一をしていると、テマリさんが扇子を開き風を起こす
私はそれを瞬身の術で躱す
｢へぇ...弱そうに見えたけど、中々やるじゃないか｣
｢まだまだこれからですよ、本番は。それに貴女、まだ全然本領を発揮していないでしょう？｣
｢はっ、お互い様だろ、それは｣
そう言ったあと互いを睨み付け、印を結ぶ
｢忍法カマイタチ！｣
｢火遁！豪火球の術｣
そして、火と風がぶつかり合った
相性はいいが、威力的にはあまり差が見られない
五分五分といったところか
...なら
｢なっなんだ？地震？｣
威力を上げるしかないわよね
｢第一の道、地獄道!!｣
目を見開きそう唱えると、地面から幾つもの炎の柱が吹き出した
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 446人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
狗犬(プロフ) - あやさん» 有難うございます。そう言ってもらえて嬉しいです、今学業に力を入れている為更新が厳しい状況となっていますが、落ち着いたら頑張って更新致しますので宜しくお願いします！ (10月2日 21時) (
レス) id: c4cd770524 (このIDを非表示/違反報告)
あや - 是非とも続き読みたいです！ (10月2日 20時) (レス) id: f6af94ada0 (このIDを非表示/違反報告)
狗犬(プロフ) - りなーるさん» コメント有難うございます！いま、ネタを収集している最中ですので、暫くお待ちください。 (2023年4月2日 23時) (レス) id: c4cd770524 (このIDを非表示/違反報告)
りなーる(プロフ) - 更新めちゃくちゃ楽しみにしてます！！ (2023年4月2日 20時) (レス) @page45 id: fcaf0d8ff7 (このIDを非表示/違反報告)
狗犬(プロフ) - ミミさん» コメント有難うございます！中々、更新出来ずじまいで、すみません。更新頑張りますので、これからもよろしくお願いします！ (2022年2月18日 9時) (レス) id: 53877cb946 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：狗犬 | 作成日時：2021年4月23日 21時
