検索窓
今日:4 hit、昨日:4 hit、合計:310,804 hit

5。 ページ5

「あんた、ゆうくんと話したでしょ」

『申し訳ございません。つい、隣の席で…』

「あんたの仕事は、ゆうくんのことを俺に伝えるだけで、ゆうくんにあんたが近寄る必要はないからねぇ」






こう言われると思った。


この人、俺の役目がいらないんじゃと思うほど、遊木様のこと見てるし…。







「それと、これからは、ゆうくんと隣の席なんだから、録音機でゆうくんの声を一つ残らず録音しなさいよねぇ」





もう犯罪超えてるだろ。

よし。これからは心の声を絶対に声に出さないようにしよう。



そんな時、ガサッと音がして、急いで後ろにいた遊木さんが転ぶのを防いだ。





「いったた…って、え、Aくん!?」

『大丈夫ですか、遊木様』

「遊木様!?僕のこと!?」





遊木様は、戸惑っているみたいだ。

まあ、そうだよな。転ぶかと思ったら目の前に急に人が現れて助かって、おまけにその相手は盗み聞きしてた相手だし






「ごごご、ごめんね!その、悪気はなくて…」

「まあ、俺ゆうくんが来てたのとっくに気づいてたしねぇ」

『私も最初から気づいてましたよ』






何万回、君の後をつけたと思ってるんだ。

もう遊木様の思考回路や行動範囲は大体把握してる。






「あの、Aくんと泉さんの関係って一体何なの?」

「俺が金を払って雇ってる連中によって形成されてるゆうくん監視網の一人だよ」

『そして、瀬名家の執事でもあります』






そう言うと、遊木様はまたオーバーなリアクションをとり驚いていた。


こんなストーカー宣言したら、普通に驚くよな。
自分のストーカー集団が出来てたとか想像したら気持ち悪い。おまけに男相手に。







『泉様、もう授業開始まで残りわずかな時間しかございませんので自分のクラスにお戻りください』

「えー…じゃあ、ゆうくんまた会いに来るねぇ」






そして、泉様は去って行った。



さて、これから遊木様と何を話すか…

6。→←4。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (433 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
874人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

どぽぽ2(プロフ) - 217さん» 最後まで読んでくださり、ありがとうございます!他の作品も、読んでくださるなんて嬉しいです(*^^*)この作品を見つけてくださり、本当にありがとうございます!! (2019年9月7日 17時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
217(プロフ) - あんスタで男主の離しを最後まで読めたのは この作品が初めてです! 本当に素晴らしい作品だったので 他の作品も読ませていただきます 遅くなりましたが 完結 おめでとうございます (2019年9月7日 13時) (レス) id: 6e56343623 (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ2(プロフ) - ぴよこ丸さん» こちらこそ、これからもよろしくお願いします(*´▽`*) (2019年7月20日 16時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよこ丸(プロフ) - そうです!覚えていてくださりありがとうございます!嬉しいです!これからも読ませていただきます! (2019年7月20日 16時) (レス) id: 3e08522e7d (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ2(プロフ) - ぴよこ丸さん» BLゲームの方でコメント下さりましたよね?ありがとうございます!!いつもコメント励みになります! (2019年7月19日 18時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:どぽぽ | 作者ホームページ:どぽぽ  
作成日時:2019年3月6日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。