【あんスタ】執事は愛される【男主】【完結】

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「うわ、噂をしていればワカメ頭だ」








「ゲーッ」と言い、嫌そうな表情をして逃げ足で去って行った。
弓弦は一瞬で礼をし、姫宮さんの後を追いかけた。








『すみません。気分を悪くしたならば姫宮さんに注意をしますが』

「別に。俺からちゃーんと注意するし」







そうだ。この人、後輩イビリが好きな人だった…。
姫宮さん、ご愁傷さまです。


そういえば、遊木様を見るのを忘れていた。早く行かなくちゃ…








『では、仕事に戻ります』

「桃くんと仲良いの？」

『いいえ。初対面でした』







つまらなさそうな顔をして、ため息をはかれる。


俺は姫宮さんと仲が良いというか、それよりも弓弦さんの方がよく話す。

あの人とは気が合うし、良い人だ








「そういえば、前の写真。よく目の前から撮れたねぇ？」

『……すみません。一緒にお昼を共に食べてしまいました』

「言ったよねぇ？ゆうくんは俺のもの。ゆうくんにあんたは必要以上に近寄らないで」







俺は近づく気が無かったけど…。


しかも良心で写真を撮ってあげたのに、買わなくて良かった。食べてくれたと知って喜ぶかと思ったのに。







その後、泉様にこっ酷くネチネチと文句を言われ、やっと別れることになった。



何なんだよあのワカメ…。

人の良心を知らずにあんなに怒らなくてもいいだろ。もう一生撮ってやらないからな。








「あれ？Aだ！」

「久しぶりだな。遊木に何もしてないか」

『お久しぶりですね。明星さん、氷鷹さん。今日は遊木様と一度も目を合わせず気配を消し仕事をしたのでご安心を。ではさようなら』







そう言い去ろうとすると、腕を掴まれた。


……何

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