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…それから少し経ってもつわりは良くならない
そういう体質なのかしら
でもまだ安定期ではないし…普通なのかしらね
そして今も、私はつわりに苦しめられている
貴「ゔ…ぇっ、げほっ、」
今回はどうして……
原因があるわけではないのかしら
ただ単に、気持ち悪いだけ…
何か食べようとしたわけではないし…
貴「ん、ぐ…けほっ、うえッ……」
はぁ、と息をついて洗面所へ行き、口を濯ぐ
………ふらふらする
足元が覚束ないままリビングへと戻る
今日は休みの祥吾が心配そうに私を見ていた
スッと立ち上がって私の方へ近づいてくる
灰「…顔色悪い」
貴「………具合が良くないから…」
灰「大丈夫…じゃ、ないよな。全然良くならないのか？」
貴「ええ…中々…」
灰「体質なのか、それとも病気なのか心配だな…。検診では何か言われたのか？」
貴「1日中吐いたり、水も飲めない、日常生活が送れないようなら病院へと…。でもそこまでではないから…」
灰「そうか……でも、それに当てはまらなくててもつらいなら言えよ？」
貴「ええ」
灰「我慢は良くねぇからさ」
貴「…ありがとう。でもせっかくのお休みなのに、ごめんなさい」
灰「謝んなよ。別に迷惑してねぇし」
貴「……それなら良いんだけれど」
灰「そういや今日は虹村さん来ねぇの？」
貴「あ…今日は、祥吾が休みだから水を差すのも悪いって言って本邸へ…。そちらの仕事もあるらしくって」
灰「あー、そっか。じゃあせっかく気ぃ遣ってくれたんだし、いちゃいちゃする？」
貴「………いちゃいちゃできる体力があればね」
灰「ふ、嘘だって。ゆっくり休もうぜ」
貴「……ん」
優しく頭を撫でられて、額にキスを落とされる
2人でリビングにあるソファに並んで座った
祥吾が優しく頭を撫でてくれる
撫でているというか、髪の毛で遊んでいる
私は祥吾にもたれかかって、瞼を閉じた
………安心する
灰「随分甘えただな」
貴「こうしていると安心するの。…ダメかしら」
灰「いや？むしろして欲しい」
貴「ふふっ、そう」
灰「………休みってのは良いもんだな」
貴「あら、どうしたの？」
灰「…いや、大学に行ってる時にお前とは会えないからさ。一日中一緒なのが嬉しいんだよ」
貴「私もよ？出来ればずっと貴方といたいけれど、そうはいかないものね」
灰「そうなんだよな」
貴「でも、私は幸せよ。貴方が帰ってきてくれるから」
灰「…俺も、お前が待ってくれてるから幸せだ」
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碧夜叉 - カコさん» ありがとうございます！無事に完結出来て私もホッとしています。お身体大丈夫でしょうか？最近また冷え込んできましたのでまたご自愛ください。応援、本当にありがとうございました！ (2018年12月30日 0時) (
レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
カコ - ううう、風邪で寝込んでいる間に完結していた・・・おめでとうございます。そしてお疲れ様でした。素敵な作品を本当にありがとうございました。 (2018年12月21日 23時) (レス) id: 7a3bf8ffac (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - Miraさん» こちらこそコメントありがとうございました。活躍出来るよう日々精進して参りますので、どうぞ宜しくお願いします。 (2018年11月7日 5時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - Miraさん» それなのに探し出して頂けて感極まっております…！！わざわざ貴重な時間を費やしてくださってありがとうございます。黒バスの作品でしたらいくつか書いているので、もし良ければそちらも読んで頂けたらと思います。 (2018年11月7日 5時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - Miraさん» 大ファンと言って頂いてとっても嬉しいです！今になって消さなければ良かったな…と思います。後悔先に立たずとは正にこの事ですね。あの小説以降、セクメンの作品は書いていないので私を探すのはとても難しかったと思います。 (2018年11月7日 5時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧夜叉 | 作成日時：2018年10月31日 17時
