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祥吾に亜樹を任せて、洗面所に向かった
それでも泣き声は聞こえてこなくて少し驚いたわ
いつも私が離れるとすぐ泣くのに
…祥吾もちゃんと父親なのよね
良かった
それから顔を洗って戻ると、修造が悔しそうにしていた
俺の時は泣くのに、と
中々可愛いところもあるわよね、修造って
それから朝食を食べて、私は起きた亜樹に授乳して祥吾を見送った
その時に少し咳き込んだけれど、…風邪じゃないわよね？
虹「………風邪か？」
貴「え、」
虹「咳き込んでたし、顔色も悪い」
貴「…大丈夫よ、つらくないもの」
虹「でもこのくらいの時期って体調崩しやすくなるらしいし…お前、身体弱いからさ」
貴「そうだけれど…。でも、今は風邪なんか引いている場合じゃないでしょう？」
虹「……そうやって思い詰めるのも良くない」
貴「あら…怒られてしまったわ」
虹「別に怒ってるわけじゃねぇよ。心配してんの」
貴「貴方は優しいけれど、少し心配性なのよ。だって私、この通り元気だもの」
虹「………絶対あとから体調崩すからな？」
貴「…その時は……亜樹のこと頼むわね……」
虹「遺言かよ。今死ぬのはさすがにダメだろ」
貴「そうなのよね。でも私だから何があるのか分からないのよ」
虹「…やめろ、洒落にならん」
貴「ふふ、嘘よ。大丈夫、まだ動けるから亜樹の面倒は見られるわ」
ね？と亜樹に問いかけると、亜樹は少し笑った
……可愛い
今日は朝からご機嫌ね
虹「…ああ、そういえば旦那様が大量にベビー服を送ってくださったぞ」
貴「………今度はベビー服？お父様ったら、よっぽど孫が出来たのが嬉しかったのね」
虹「お前、服のサイクルが追いつかないって言ってたろ」
貴「ええ、だからありがたいわ」
お父様は亜樹が産まれてからベビーベッドやらおむつやらと、次々用意してくれた
ありがたいけれど、量が多いのよね…
まあ、腐るものではないし良いけれど
貴「また今度、おじいちゃんにお顔見せに行きましょうね」
虹「本邸にか？」
貴「ええ。お父様にも顔を見せるように言われているの。亜樹に会いたいのよ」
虹「あー、そっか」
貴「きっと喜ぶわよ。良かったわね、亜樹」
そう言えば、あーうーと相槌を打ってくれる
ふふっ、可愛いわね
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碧夜叉 - カコさん» ありがとうございます！無事に完結出来て私もホッとしています。お身体大丈夫でしょうか？最近また冷え込んできましたのでまたご自愛ください。応援、本当にありがとうございました！ (2018年12月30日 0時) (
レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
カコ - ううう、風邪で寝込んでいる間に完結していた・・・おめでとうございます。そしてお疲れ様でした。素敵な作品を本当にありがとうございました。 (2018年12月21日 23時) (レス) id: 7a3bf8ffac (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - Miraさん» こちらこそコメントありがとうございました。活躍出来るよう日々精進して参りますので、どうぞ宜しくお願いします。 (2018年11月7日 5時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - Miraさん» それなのに探し出して頂けて感極まっております…！！わざわざ貴重な時間を費やしてくださってありがとうございます。黒バスの作品でしたらいくつか書いているので、もし良ければそちらも読んで頂けたらと思います。 (2018年11月7日 5時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - Miraさん» 大ファンと言って頂いてとっても嬉しいです！今になって消さなければ良かったな…と思います。後悔先に立たずとは正にこの事ですね。あの小説以降、セクメンの作品は書いていないので私を探すのはとても難しかったと思います。 (2018年11月7日 5時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧夜叉 | 作成日時：2018年10月31日 17時
