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灰崎視点
灰「…うお、」
朝、起きたらAを抱き締めて寝ていた
………昨日、寝ぼけて何かしたのか？
えーと、覚えてねぇな
改めてAの顔をじっと見てみると、明らかに疲れている顔だった
目の下のクマだって濃いし、顔色も少し悪い
髪もボサボサ…っつーか、髪の質っつーの？
それも悪いっつーか
いや、文句はない
どんなAだって綺麗だから
…でも……そりゃ疲れるよな……
いくら虹村さんがいるとは言え、日中は亜樹の面倒見てるんだし
いてやれたらなぁって思うけど、大学があって無理
これなら就職して育休取った方がマシだ
………少しでも力になれたらって、思うんだけど
頭を撫でながらAを見ていると、Aが身じろいだ
貴「ん、」
灰「あ…悪い、起こしたか？」
貴「……いいえ…おはよう、祥吾…」
灰「はよ」
貴「亜樹は…ああ、まだ寝てるのね」
灰「…俺が見てるから、その間に顔洗ってこいよ」
貴「貴方は？」
灰「俺は今日、少し出るの遅いから平気」
貴「…そう？じゃあお願いね」
灰「ああ」
Aは一瞬悩んだ後に急いだ様子で洗面所へと向かった
俺はベビーベッドの中に視線を移す
亜樹はまだ寝てる
寝顔、可愛いな
…………結局、子供って可愛いよな
俺が親になるとか、昔は少しも想像したことがなかったのに
………きっと、女と好き勝手に遊んで、刺されでもして死ぬのかなーとか、バカなこと考えてた時期もあった
…そんな事はなかったな
……と、感傷に浸っていると、突然ドアが開いた
虹「灰崎、遅刻するぞ」
灰「今日は遅いから大丈夫。つーか静かに入ってこいよ、亜樹が起きるだろ」
虹「おー、そうか。…まだ寝てるのかよ？珍しいな」
灰「珍しい？」
虹「Aが離れると、わりとすぐ泣くんだけどな…」
灰「…そうなのか」
…だからAは一瞬悩んであっちに行ったのか
なるほどな
虹「きっと、そばにいるのがお前だって分かったんだな。だから安心してんだろ」
灰「は？」
虹「は？って、お前、父親だろ？」
灰「……おー…」
虹村さんにそう言われて、ちょっと安心した
ちゃんと父親やれてんのかって
亜樹の本心なんてわかんねぇけど、そう思ってたって良いよな
…まあ、「俺だと泣くんだよなー…」って悔しそうに言っている虹村さんを見て笑ったらシメられたけど
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碧夜叉 - カコさん» ありがとうございます！無事に完結出来て私もホッとしています。お身体大丈夫でしょうか？最近また冷え込んできましたのでまたご自愛ください。応援、本当にありがとうございました！ (2018年12月30日 0時) (
レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
カコ - ううう、風邪で寝込んでいる間に完結していた・・・おめでとうございます。そしてお疲れ様でした。素敵な作品を本当にありがとうございました。 (2018年12月21日 23時) (レス) id: 7a3bf8ffac (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - Miraさん» こちらこそコメントありがとうございました。活躍出来るよう日々精進して参りますので、どうぞ宜しくお願いします。 (2018年11月7日 5時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - Miraさん» それなのに探し出して頂けて感極まっております…！！わざわざ貴重な時間を費やしてくださってありがとうございます。黒バスの作品でしたらいくつか書いているので、もし良ければそちらも読んで頂けたらと思います。 (2018年11月7日 5時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - Miraさん» 大ファンと言って頂いてとっても嬉しいです！今になって消さなければ良かったな…と思います。後悔先に立たずとは正にこの事ですね。あの小説以降、セクメンの作品は書いていないので私を探すのはとても難しかったと思います。 (2018年11月7日 5時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧夜叉 | 作成日時：2018年10月31日 17時
