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夜、寝ていると突然亜樹が泣き出した
亜樹はよく夜泣きをするから、私は産後から落ち着いて眠れたことがない
貴「ん…どうしたの？お腹空いたのかしら」
灰「んん…、A……？」
貴「ごめんなさい、起こしてしまったわね…。寝ていてちょうだい、私はリビングにいるから」
灰「……ダメ、ここにいろ」
貴「…貴方も疲れているでしょう？ゆっくり休まないと支障が出るわよ」
灰「大丈夫だ。それに、お前が起きるなら俺だって起きてるから」
貴「………ありがとう」
祥吾の言葉に甘えて、リビングへは行かないことにした
授乳してあやせば、亜樹はまた静かに眠る
………良かった、今日はすぐに寝てくれて
灰「今日は寝るの早いな」
貴「ええ、良かったわ。私たちも寝ましょう？」
灰「そうだな。………なあ、お前眠れてないんだろ？」
貴「…ん、まあ……でも平気、お昼に少し寝たりしているもの」
灰「最近、体調悪そうで…心配になるんだよ」
貴「大丈夫……今体調を崩している場合じゃないもの」
灰「……日中にいてやれなくてごめんな」
貴「あら、良いのに。貴方は大学へ行くのが仕事でしょう？」
灰「…そうだけどさ」
貴「大丈夫よ、修造もいてくれるし…。それに私は、貴方が帰ってきてくれるだけで嬉しいのよ」
灰「ふうん…」
貴「ね？大丈夫だから」
灰「……つらいなら、そう言えよ？」
貴「…ええ、もしそうなったら…頼るわね」
灰「ああ。絶対な」
貴「ふふ、絶対。さ、寝ましょう？」
灰「ん、おやすみ」
貴「おやすみなさい」
挨拶を交わしてお互いに布団に潜り込む
……こうやって、一緒に起きてそばにいてくれたり、心配してくれたりするのがとっても嬉しいのよ？
それを祥吾は知らないのね
日中に一緒にいられないのは仕方ないことだし…
きちんといつも同じくらいの時間に帰ってきてくれるだけで良いの
だってそれは、きちんと私のところに帰ってきてくれるということだもの
変な不安を感じずに済むわ
………。
きゅ、と祥吾の背中に寄り添う
もう寝ているでしょうし、たまには良いわよね
…そう思っていたのに、祥吾がこちらを向いた
灰「…ねむれねぇの？」
貴「あ、い、いえ、あの」
灰「抱きしめといてやるから、ゆっくりねろよ」
貴「………ん」
…もしかして、寝ぼけてるのかしら
………可愛いわね
優しく抱きしめられて、安心する
私はそのまま眠りについた
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碧夜叉 - カコさん» ありがとうございます！無事に完結出来て私もホッとしています。お身体大丈夫でしょうか？最近また冷え込んできましたのでまたご自愛ください。応援、本当にありがとうございました！ (2018年12月30日 0時) (
レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
カコ - ううう、風邪で寝込んでいる間に完結していた・・・おめでとうございます。そしてお疲れ様でした。素敵な作品を本当にありがとうございました。 (2018年12月21日 23時) (レス) id: 7a3bf8ffac (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - Miraさん» こちらこそコメントありがとうございました。活躍出来るよう日々精進して参りますので、どうぞ宜しくお願いします。 (2018年11月7日 5時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - Miraさん» それなのに探し出して頂けて感極まっております…！！わざわざ貴重な時間を費やしてくださってありがとうございます。黒バスの作品でしたらいくつか書いているので、もし良ければそちらも読んで頂けたらと思います。 (2018年11月7日 5時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - Miraさん» 大ファンと言って頂いてとっても嬉しいです！今になって消さなければ良かったな…と思います。後悔先に立たずとは正にこの事ですね。あの小説以降、セクメンの作品は書いていないので私を探すのはとても難しかったと思います。 (2018年11月7日 5時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧夜叉 | 作成日時：2018年10月31日 17時
