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ナ「………お前も大概だろ。わざわざ日本語で言いやがって」
貴「…日本語、出来るのね。良かったわ、理解してくれて」
ナ「あァ？」
虹「喧嘩すんな」
貴「というか、修造。さっき顔が通じないとか言っていたけれどあれは？」
虹「ああ、コイツ顔が綺麗だろ？だから大抵の女は落ちるけどお前は無理だって話」
貴「…確かに、綺麗な顔をしているわね」
虹「お前は灰崎が良いんだもんな」
貴「まあ、当然じゃなくて？私はずっと好きなのよ」
虹「未だ健在だな」
貴「ええ。それに私、玄関で彼の口と性格が悪いと貴方から聞いてたもの。引っかからないわよ」
ナ「ほんっと可愛くねぇ女だな」
貴「可愛くなくて結構よ、Mr.ゴールド」
ナ「……その呼び方やめろ。ナッシュで良い」
貴「そう？ではナッシュと呼ばせてもらうわ」
ナ「…猫被り具合はお前と俺、良い勝負だと思うぜ」
貴「そうかしら？私は貴方よりマシよ」
虹「………いや、お前結構だぞ」
貴「まあ、修造まで」
虹「口調が丁寧なのは変わらないが態度がな…外面が良すぎる」
貴「でも、良いじゃない。お父様の大事なお客様やお見合い相手にバレていないなら」
虹「…何でこう……そういう考えに……」
貴「貴方のせいよ」
虹「………だな」
ナ「…主従関係っていうからどんなもんか見てたけど、お前尻に敷かれすぎじゃないか？」
虹「うるせぇな…仕方ねぇだろ、お嬢様なんだよ」
ナ「はっ、こんなちんちくりんがお嬢様で主人かよ」
貴「あら、修造が羨ましいの？私の従者にしてあげても良くってよ？」
ナ「気の強い女は好きだぜ？その矜持、ズタズタにしてやりたくなる」
虹「だから！喧嘩すんな！何でお前らはすぐ喧嘩するんだよ‼」
貴「知らないわ、私は悪くないもの。ナッシュが仕掛けるのよ」
ナ「は？それはお前だろうが」
虹「…もういい、聞いた俺がバカだった」
貴「それより2人でお話したいわ、修造。帰って頂いて」
虹「雨が上がったらな」
貴「あら、雨の中に出してもきっと大丈夫よ」
ナ「何の根拠があって言ってんだちんちくりん」
貴「失礼ね、顔だけのくせに」
虹「あー、もう、やめろ‼A、お前元の口調が出てきてるから落ち着け」
貴「……そうね」
……きっとナッシュとは馬が合わないのよ
どうしてかしらね
でも、そういう人間に出会うことだってあるわよ
仕方ないわ
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碧夜叉 - 灰羽さん» ありがとうございます！そう言って頂けると励みになります…！お気遣いまでありがとうございます！頑張ります！ (2018年7月31日 9時) (
レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
灰羽 - 続編おめでとうございます！一話一話の展開が楽しみです。お身体に気を付けて、更新頑張って下さい。 (2018年7月31日 7時) (レス) id: d302357e2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧夜叉 | 作成日時：2018年7月30日 23時
