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その後、修造はコーチに話をしたらしく征十郎が主将となった
それからしばらくの事を私は知らない
ああいや、卒業と共に修造がアメリカへ発ったのは知っている
ただ、それだけ
何故なら私は入院していたから
色々と重なりすぎてストレスがかかったのか、私は体調を崩した
お医者様には家よりも病院を勧められた
………修造の最後の仕事を主人の入院手続き、なんてものにしてしまったわ
そういえば修造が旅立つ前、征十郎がお見舞いに来てくれた
赤「…思ったより元気そうだね」
貴「あら、管に繋がれている姿をご所望？」
赤「そうじゃない。虹村さんの事だ」
貴「…ああ、その事。もうそれは私も納得している事だから…良いのよ」
赤「そうか…。あ、それから…灰崎が退部した」
貴「…え」
赤「黒子が言うにはバッシュを燃やしてしまったようだよ」
貴「………退部のきっかけを作ったのは貴方なんでしょう？」
赤「…よく分かるな」
貴「何となく、分かるわ。それでも結局決めるのは祥吾だものね。祥吾が決めたのなら私はそれで良いわ」
赤「……へえ、意外だな。何で退部するのか詰め寄るのかと思ってた。灰崎がいるから入部したんだろう？」
貴「…確かに、貴方と修造と祥吾がいるからという理由で入部したけれど詰め寄るのは違うわよ。祥吾は私の所有物ではないもの」
赤「……まあ、そうか」
そんな会話を交わしたのを覚えている
その後、本当は学年が上がると同時に退院できるはずだったのに、私の体調は悪化してしまって3年生になってからも入院することになった
だから修造を病室で見送ることになってしまったのだけれど…
修造がアメリカへ発って、少ししてから修造の代わりの従者が私へ聞いた
「友人だと言う方がお見舞いにに来ていますがどういたしますか」と
容姿を聞いたら灰色の髪をしていると言う
それだけで分かってしまったから従者が特徴を続けようとしているのを遮って、「通してちょうだい」と私は言った
灰「…………なんか、久しぶりだな」
貴「…そうね」
灰「……あー…と？」
祥吾は従者を見て不思議そうにしている
…修造じゃないからかしら
貴「こちらの方が帰るまで下がってて良いわ」
「で、ですがお嬢様、」
貴「大丈夫よ、彼は気心の知れた友人だから」
「…分かりました」
従者は頷いて、病室から出て行った
灰「…気心の知れた友人？」
貴「そう言わないと離れてくれないもの。イヤだったかしら」
灰「いや？」
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碧夜叉 - 灰羽さん» ありがとうございます！そう言って頂けると励みになります…！お気遣いまでありがとうございます！頑張ります！ (2018年7月31日 9時) (
レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
灰羽 - 続編おめでとうございます！一話一話の展開が楽しみです。お身体に気を付けて、更新頑張って下さい。 (2018年7月31日 7時) (レス) id: d302357e2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧夜叉 | 作成日時：2018年7月30日 23時
