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灰崎視点
その後、部活終わりに虹村さんと会ったから話をした
Aは何処かに行ったのか、それとも先に帰ったのか、いない
灰「……A、声出ねぇんだってな」
虹「ああ、聞いたのか。…その様子だと、全部知ってるようだな」
灰「ああ、アイツが話してくれたから…」
虹「あれは…しっかりチェックしておくべきだった」
灰「料亭とグルだったってな。料理に怪しいとことかなかったのかよ」
虹「見た目じゃわかんねぇんだよ。ずっとついていたが料理は俺が受け取ってたし」
灰「………でさ、Aの父親、何か言ってんの？」
虹「……一応報告はした。もちろんAの心配はしてたけど、会社の方も心配してたな」
灰「なに？金持ちって利益とかしか頭にねーの？」
虹「…ないんじゃねぇか？それが全てなんだろ」
灰「……実の娘が危険な目に遭ってんのにな」
虹「ああ、それは俺もどうかと思う」
灰「Aの父親って、今何処にいんの？」
虹「ええと………アメリカ…だったか、それともイタリアだったか…」
灰「………転々としてんな？」
虹「そういう人なんだよ、あの人は。忙しいんだ」
灰「把握しとけよ」
虹「何せ手帳がないからな」
灰「あー、なるほど。……もし日本にいたら殴ってやろうかと思ったのに」
虹「や…やめてくれ、それは。相手は冷泉の総帥だぞ？お前みたいなただの中学生、すぐ負ける」
灰「…やっぱそうなのかな」
虹「そうだろうよ」
灰「ふうん…」
虹「つーか俺の仕事も増えるから余計なことすんな」
灰「仕事？増えんの？」
虹「増えるだろ、そりゃあ」
灰「アンタも大変だな」
虹「ああ、大変だぜ？うちには可愛いお嬢様がいるからな」
灰「…そのお嬢様、ちゃんと守ってやれよ」
虹「そうしてやれたら1番良いんだけどな。どうしても手が届かないところにいたりするんだよ」
灰「…………まあ、アイツだしな」
虹「……お前も、よく見てやってくれるか。何をするか分からないから」
灰「おう」
虹「唐突に行動するからな、Aは」
灰「あー、確かに。自分の中でまとまったらすぐだもんな」
虹「ああ」
そんな会話をして、ふと虹村さんの後ろの方を見るとAがいた
近寄ってきて、虹村さんの腕を掴む
虹「うおっ、A…どうした？帰るか？」
貴「っ」
虹「じゃあ帰るか。じゃあな灰崎」
灰「おう、またな」
Aは声が出ない代わりか手を振っていた
…可愛いな
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碧夜叉 - 灰羽さん» ありがとうございます！そう言って頂けると励みになります…！お気遣いまでありがとうございます！頑張ります！ (2018年7月31日 9時) (
レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
灰羽 - 続編おめでとうございます！一話一話の展開が楽しみです。お身体に気を付けて、更新頑張って下さい。 (2018年7月31日 7時) (レス) id: d302357e2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧夜叉 | 作成日時：2018年7月30日 23時
