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貴「う………ん、ぅあ…？」
目を覚ますと、いつものベッドの上だった
着ているものもさっきと違う
………いつの間に寝たんだっけ
寝る前に、祥吾に話して……でも、その内容…あんまり覚えてない…
……あれ？
ていうか、祥吾は……？
悶々と考えていると、扉が開く音がした
そちらを見れば祥吾が立っている
灰「あ…起きたのか。おはよう、身体はどうだ？」
貴「……おはよ…まだ少し具合悪い…」
灰「そうか…。一応飯は作ったんだけど、食えるか？」
貴「…お粥？」
灰「雑炊」
貴「…食べる」
灰「じゃあ食べさせてやるよ」
ベッドのそばに座った祥吾が、蓮華で雑炊をすくって冷ましつつ食べさせてくれた
………好きな味
貴「…美味しい」
灰「そうか、良かった」
貴「………ねえ、私…いつ寝た？」
灰「…寝たっつーか、気絶したっつーか」
貴「あー…そういう……」
灰「……さっきは夢見たか？」
貴「ううん…平気…」
灰「…なら良い。薬も飲もうな」
貴「ん…」
灰「もう食わないのか？」
貴「お腹いっぱいだから…」
灰「じゃあ薬飲んで、あとは寝たほうがいい」
貴「うん…あ、着替えさせてくれた、んだよな？」
灰「ああ。汗かいてたから身体を拭いて、着替えさせた」
貴「…ありがとう、ごめんな」
灰「謝ることじゃねぇよ。……今日は講義受けてても気が気じゃなかったから…やっぱり今度から休もうかな」
貴「……ダメ。…って、言いたいんだけどさ」
灰「おう」
貴「私も…1人じゃ、ちょっと寂しかった……」
灰「……今度から休むわ」
貴「あ、で、でも、単位がヤバい時は別だから」
灰「…そうなんねーように、これからはきちんと出るっつの」
貴「…うん」
灰「………なあ、薬…ちゃんと飲んでるよな？」
貴「ん…ちゃんと飲んでるよ。何で？」
灰「いや、飲んでるなら良いんだ」
貴「…そう？」
……どうしたんだろう
祥吾も私がちゃんと飲んでるの、知ってるはずなのに
ピルケースの中身が合わないのかな
……でも、まあ…いいか
熱で上手く頭が回らないから、面倒なことは考えたくない
貴「…寝る前に、飲むね」
灰「ああ」
ザラザラとピルケースから薬を取り出し、水で流し込む
………本当、いつまで経っても苦手だな
いつから飲んでるんだっけ
…小学生の頃……だった気がする
そんなに長い間飲んでるのに、慣れないなぁ
私は祥吾にコップを渡してベッドに潜り込んだ
…寝よう
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碧夜叉 - Ωさん» そう言って頂けてとても嬉しいです！嫌われ役は大切だと思いますし、私はそんな彼だからこそ推しになったのかもしれません！これからも応援よろしくお願い致します！ (2019年4月17日 7時) (
レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
Ω - ここの灰崎愛されてて嬉しい (原作者は灰崎は黒バスファンに嫌われろって思って書いたって言ったの見たことあったし) ありがとうございますここの作者さんと灰崎信者 (2019年4月16日 17時) (レス) id: 421640d4d1 (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - ミリイ(灰崎信者)さん» ミリイさんに可愛いと言って頂けて光栄です！ (2019年4月11日 8時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 最高に可愛い祥吾様 (2019年4月10日 7時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧夜叉 | 作成日時：2019年3月12日 1時
