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灰崎視点
Aと手を繋いだまま歩いていると、前方に見知った奴がいた
…最悪だろ
司「…あ、」
灰「……何でいんだよ」
貴「…っ」
Aが八重樫の顔を見た瞬間に俺の後ろに隠れた
………あんまりコイツと関わらせたくないんだけどな、俺としても
司「ありゃ…隠れられちゃった」
灰「…待ち伏せでもしてたのか？」
司「ち、違いますよ、本当に偶然です」
表情を見ても、きっとこれは本当だろう
それでもAへの視線を外さない辺り、まだ好意はあるらしい
Aは俺の服をぎゅっと握りしめて極力見ないようにしている
司「……どこかへ行ってきた帰りですか？」
灰「お前に言う義理はない」
司「冷たいっすね〜…。A先輩、そんなに怯えないでくださいよ」
貴「…今は会いたくなかった」
司「ふうん…別にもう何もしませんよ。灰崎先輩にも牽制されましたし」
灰「……見てんじゃねぇよ」
貴「牽制…？」
司「まあ、A先輩はこれから大変でしょうね」
貴「何のことだ」
司「あ、分からないなら良いですよ？ね、灰崎先輩」
灰「俺も知らねぇよ」
司「ふふ、そうですか。面白かったし、俺は満足です」
灰「…さっさと行け」
司「はーい。A先輩、またね」
貴「………ああ」
そう言って八重樫は何処かへ行った
Aがそっと俺の後ろから出てくる
貴「…牽制って、何したの？」
灰「……別に。大したことじゃねぇから」
貴「言ってくれないの？」
灰「……………一発殴っただけ」
貴「…マジか、お前」
灰「でも殴って当然じゃねぇ？」
貴「殴って良いことはないだろ」
灰「だってお前、襲われそうになってたんだぞ？他の男に触られてるの見たんだから、当然腹立つだろ」
貴「……まあ、私は嬉しいから良いけど」
灰「だろ？」
貴「…八重樫の顔を見る度に私は何を忘れてるのか考えるんだけどさ、全然思い出せないんだ」
灰「………無理に思い出す必要のないことなんじゃないか？」
貴「…ふ、昔から私が何か思い出せないことがあると必ずそう言うよね、祥吾」
内心、ギクリとした
でも思い出してほしくないという思いと、『思い出すな』と強く言うことで威圧感と疑問を与えるのを避けたいという思いの結果、こういう言い方になる
貴「……ねえ、本当に何もないんだよね」
灰「…ああ、ない」
貴「私、祥吾のこと信じるから」
灰「当たり前だ」
…ごめんな、A
これだけは嘘をつかせてくれ
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碧夜叉 - Ωさん» そう言って頂けてとても嬉しいです！嫌われ役は大切だと思いますし、私はそんな彼だからこそ推しになったのかもしれません！これからも応援よろしくお願い致します！ (2019年4月17日 7時) (
レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
Ω - ここの灰崎愛されてて嬉しい (原作者は灰崎は黒バスファンに嫌われろって思って書いたって言ったの見たことあったし) ありがとうございますここの作者さんと灰崎信者 (2019年4月16日 17時) (レス) id: 421640d4d1 (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - ミリイ(灰崎信者)さん» ミリイさんに可愛いと言って頂けて光栄です！ (2019年4月11日 8時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 最高に可愛い祥吾様 (2019年4月10日 7時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧夜叉 | 作成日時：2019年3月12日 1時
