2話 ページ3
水月side
「ミツキ。」
「水月。どうしたの？」
こんなとこで何やってんのー？お陰で探すのに時間かかっちゃったんだけど？と嫌味のひとつでも零しながら、もうすっかり闇に染まった空に浮かぶ満月を見上げる。
ミツキのただでさえ白い皮膚が、月明かりに照らされて余計に青白く光った。
「A、お前について行くって。」
「あいつを危ない目に遭わせたら承知しないからな。」
「……勿論。言われなくてもそのつもりだよ。」
そんなことを言いに来たの？だって。可愛くねーやつだなほんと。
「まー分かってんならいいけどさ。」
「…あいつ、お前のためなら死ぬよ。」
じゃーねー。なんて手をひらひら振りながら自室へ戻ろうと屋上を後にする。
血は繋がっていないけど、Aのことは誰より見てきた。
それこそ大蛇丸様より知っている。
以前香燐に言われた言葉を思い出して苦笑する。
「あー……確かにボク、シスコンかもなー。」
あいつも大概だけどな。
続く
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LION - もうこの時点で面白いです！続き楽しみにしてます((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ (2020年11月8日 17時) (
レス) id: 2b194ba946 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 凄く素敵です！！！！(^o^)v(*^^*)「うたかた」の方にリクしてるのでお願いします。(*^^*)(^ω^) (2020年10月16日 12時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彗 | 作成日時：2020年10月16日 2時
