のろける狼さん。 ページ3
｢最近晃牙くんとAちゃん、どお？上手くいってる？｣
｢はあっ！？なんだよ羽風先輩たら急に…｣
現在UNDEADの4人が集まっている ESのレッスン室。
プロデューサー兼晃牙くんの彼女である私は 部屋に入ろうとドアノブに手をかけたところで、こんな会話の始まりを聞いてしまった。
本当は盗み聞きなんてしたらダメなのだろうけど、晃牙くんがそれにどう答えるのかが気になる。
いや、気になりすぎたためこっそり会話を聞くこととした。
｢まあ、上手くいってるもこうもねえよ。普通だ、普通｣
｢なんじゃ、そりゃつまらんのお。もう少し俺様の彼女が可愛すぎる〜とかはないのかえ？｣
｢なっ…いや、ないこともなくなくなくないな…｣
｢大神、それはどういう意味だ？｣
｢ある、ってことでしょ、晃牙くん。ねね、Aちゃんのどういうところが可愛いって思う？｣
どきっ。それは私としてもとても気になる所だ。
薫さん、ナイスです。
｢あ〜…抱きしめてやると嬉しそうに笑うとことか、キスしただけで顔真っ赤にするとことか、甘えんぼなとことか、結構ドジなとことか、寝顔も可愛いし、｣
｢ス、ストップ！晃牙くん、多すぎ…それってもしかして全部じゃない？｣
｢聞いているこっちが恥ずかしくなってくるのお…｣
…。私としても恥ずかしいのと嬉しいのでこんがらがって、頭がパンクしちゃいそうだ。
｢大神はAの事が大好きなんだな｣
アドニスくんが優しく言うと、晃牙くんは(私はドア越しに盗み聞きをしているため本当に笑ったかは分からないが)おそらく照れ笑いをして応えた。
｢そうだな。俺様、Aのこと大好きかもしんねー｣
…。
｢晃牙が…｣
｢晃牙くんが…｣
｢大神が…｣
｢｢｢素直だ!?｣｣｣
UNDEADの皆が声を揃えて叫んだことは言うまでもない。
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さぁ - えー、私も作者さんと同じく晃牙君が最推しなんですよね、はい☆特に俺様の← 甘えてくる晃牙君も押し倒してきてる晃牙君も好き...。一気に読んじゃった。凄く面白かったです！更新楽しみにしてます！ (2021年6月14日 14時) (
レス) id: fd66046518 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るこな | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/dokkin_muchu
作成日時：2021年6月3日 17時
