6話 ページ7
鬼灯scene
先程、Aさんが言っていた言葉…
実を言えば覚えていたんです。
Aさんが何を言っていたのか…
＊＊＊
貴｢ねー！ほーずきくん！
わたし、ほーずきくんのおよめさんになる！｣
＊＊＊
そう彼女はハッキリと言ったんです。
でもAさんは覚えて無かった。
本当なら伝えても良かった。
あれがきっかけで彼女の事を好きになった。
気が引けて言えませんでしたが、いつか気持ちは伝えたいです。
鬼灯｢いつになったら気づいてくれるんでしょうか…Aさんは…｣
貴方scene
貴｢はぁ〜…思い出せねぇ〜…｣
何回も何回も思い出そうと試みたが、何度やっても記憶が途切れている。
貴｢あー！モヤモヤする！｣
なんか言ったんだよな…でもなんて言ったんだ…？
もう訳分からん…
そう頭の中がゴチャゴチャし始めた時に、ﾉｯｸ音が聞こえた。
貴｢どうぞー…｣
鬼灯｢Aさん。｣
貴｢鬼灯、また来たな…｣
毎度毎度、部屋に来るのは鬼灯の様な気がしてきたな…
鬼灯｢何しているです？｣
貴｢薬草の勉強しながら考え事。｣
鬼灯｢何故勉強と考え事を一緒に行うんですか。｣
貴｢その方がスパッと終わると思って｣
鬼灯｢逆に進まなくなると思いますよ｣
ご名答…鬼灯…
現に鬼灯が言う通り、ごちゃごちゃになって進まなくなっていた所だ。
貴｢鬼灯は何でここに？暇だったから来たとか？｣
鬼灯｢暇だったので来ました。｣
貴｢正直者…別に良いけどさ…｣
入っていいと許可を出すと、鬼灯は中に入るなり周りを見渡しては…
鬼灯｢Aさんは本当に青が好きですね。｣
なんて言っていた。
確かに個人的に青は好きだが、毎回のようにこの質問をされているような気がする。
貴｢それさ、何回も聞かなくて良くない？｣
鬼灯｢毎回思うんですよ。｣
鬼灯は私のベットの上に座った。
何故か知らないが、私の部屋に入るといつもそこに座る。
まぁ…座り心地がいいのは分かるけど…
貴｢こんなもんかな…｣
薬の説明文を書き終え、扉の方に向かって歩くと、鬼灯にどこに行くのか言われた。
貴｢そろそろ裁判の時間でしょ？｣
鬼灯｢流石、その通りですよ。行きますか。｣
貴｢…分かってて言わなかったな此奴…｣
二人で裁判所に向かうと、閻魔様の姿はなかった。
数分後に遅れて来た閻魔様を鬼灯がｼﾊﾞいていた。
まぁその後、私が手当てしたんだけどね…
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るあ - 面白かったです。更新頑張ってください。 (2018年7月26日 14時) (
レス) id: b5a241d30d (このIDを非表示/違反報告)
風佳(プロフ) - アクアマリンさん» ありがとうございます！そう言って貰えるとやる気が出ます！お礼として、鬼灯様からのコメントです!鬼｢楽しんでもらえて、大変恐縮です。今後とも私の活躍をご期待ください｣ (2018年1月7日 17時) (レス) id: 7d9a05262a (このIDを非表示/違反報告)
アクアマリン(プロフ) - 初コメ失礼します！夢主ちゃん可愛いですね！面白かったです、更新頑張ってください！私もあなたみたいな文才ほしいです… (2018年1月7日 13時) (レス) id: e03341938c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風夏 x他2人 | 作成日時：2017年12月19日 21時
