4話 ページ5
貴｢ただ今帰りました…｣
鬼灯｢お疲れ様です。治せました？｣
貴｢ええ、何とか…｣
服を整えながら鬼灯の発言に答えた。
あの傷は放っていたらもっと悪化していただろうな…
閻魔｢Aちゃんは風で治せるんでしょ？凄いよね〜｣
貴｢そうですか？
天国ではかなり活躍出来ていたが…此処はあまり活躍しづらいと思う。
私の力は治癒が出来るだけで、何もない。
鬼灯｢そんな事ないです。其れと…風神さん｣
貴｢なんですか?｣
鬼灯｢裁判を見ていて、分からない所はありましたか？｣
何でそんな事を聞いて来たのだろう。
確かに、何処に落ちるか言ってはいるが…一応把握はしている。
貴｢ええ、大丈夫ですよ。｣
鬼｢なら良かった…なら、実際に私がやっている事を少しだけ体験しましょうか。｣
この言葉を聞いて心が踊った。
鬼灯のやっている仕事を見てて、実際にやってみたかったのだ。
閻魔｢じゃあ、その前にお昼食べにいこ〜っと。｣
鬼灯｢貴女は場所が分からないと思うので案内します。｣
貴｢はーい。｣
まぁ…何事も無く、食堂に着いた。
周りを見渡しながら歩き、私はｵﾑﾗｲｽを頼んだ。
頼んだものを受け取り、鬼灯と閻魔様を探していると…
鬼灯｢こっちですよ｣
鬼灯の声が聞こえ、そっち見れば閻魔様もいた。
貴｢なんだ…此処に居たんですね…｣
鬼灯｢いつも此処ですよ。｣
私は話しながら鬼灯の隣に座った。
ってか閻魔様の頼んだｼｰﾗｶﾝｽ丼、凄いな…
閻魔｢じゃ、頂きまーす｣
鬼/貴｢頂きます｣
食べようと思ってたら、鬼灯とかぶった。
それを聞いた閻魔様は…
閻魔｢二人とも息ぴったりだね｣
鬼灯｢そうですか？｣
言うと思った…
言いたくなる閻魔様の気持ちも、分からなくはないが…
鬼灯｢かなり昔からの仲ですけどね。｣
閻魔｢へ〜そうだったんだ。｣
貴｢よく二人で遊んでたなぁ…あの頃は可愛かった…｣
多分この時ｹﾞｽい顔をしてた様な気がする。
何故なら、その時鬼灯の方を見て少し笑っていたからだ。
鬼灯｢私は可愛くないです。
本来なら、私が言う台詞ですよ？｣
あ、そこっすか、怒る所。
怒る所が可笑しいが…ﾂｯｺﾐ放棄しよ…
そう思っていると、閻魔様がそのやり取りを見ていた。
閻魔｢君達、本当仲良いよねぇ…｣
鬼灯｢そうでしょうか？｣
貴｢喧嘩はないと思いますが…｣
閻魔｢凄い仲良いよそれ｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 20人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るあ - 面白かったです。更新頑張ってください。 (2018年7月26日 14時) (
レス) id: b5a241d30d (このIDを非表示/違反報告)
風佳(プロフ) - アクアマリンさん» ありがとうございます！そう言って貰えるとやる気が出ます！お礼として、鬼灯様からのコメントです!鬼｢楽しんでもらえて、大変恐縮です。今後とも私の活躍をご期待ください｣ (2018年1月7日 17時) (レス) id: 7d9a05262a (このIDを非表示/違反報告)
アクアマリン(プロフ) - 初コメ失礼します！夢主ちゃん可愛いですね！面白かったです、更新頑張ってください！私もあなたみたいな文才ほしいです… (2018年1月7日 13時) (レス) id: e03341938c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：風夏 x他2人 | 作成日時：2017年12月19日 21時
