24話 ページ25
私と鬼灯が時間通りに来たと思えば、閻魔様を待つ事になった。
待たされること数分後、やっとサタン様とお会い出来る事が出来た。
閻魔｢すみません、お待たせしてしまって！｣
その後閻魔様のダジャレが聞こえたが、無視をして…
サタン様の差し入れの袋にはギロチンと書かれていた。
地獄だと拷問道具を差し入れるのか…
閻魔｢これはご丁寧に！ゆっくりお話したいところですが、私も忙しい身でして…
案内は部下にさせましょう。
こちらが私の補佐官の鬼灯と、風神の末裔のAです。
優秀な部下達です、安心して下さい！
鬼灯君、Aちゃん、くれぐれも粗相のないようにね。｣
粗相のないように…と閻魔様は言っていたが、鬼灯がそんな事するとは到底思えない。
その忠告は私だと思い、気を引き締めた。
私と鬼灯はサタン様に近付き、お辞儀をした。
鬼/貴｢宜しくお願い致します。｣
その後、サタン様を地獄を案内するためにお連れていた。
にしても…この方は体が大きいな…
鬼灯｢サタン様は背が大きくていらっしゃいますよね。
私達など小さく見えるでしょう。｣
サタン｢そ、そうだね、｣
鬼灯の問い掛けに少し動揺していらっしゃる様子だった。
もしかして…鬼灯の言葉と思っていた事が合致したとか…いやいや…そんなまさか…
鬼灯｢着きました。
こちらが名物、熱湯の大釜です。
暑いですからお気をつけください。｣
大釜の扉を施錠している鍵を鬼灯が取り、その鍵は重たい音を立てて落ちた。
いや…どんだけ重たいんだ…その鍵…
扉を開けると、そこには大釜…
に、閻魔様が入っていた。
本人は煮えるとかなんとか言っていたが…
これにはサタン様も心配なさっていた。
鬼灯｢ご覧下さい、あれが天下の閻魔大王です。｣
貴｢鬼灯様…助けてあげてくださいよ…｣
閻魔｢鬼灯君、冷静に解説して無いで助けてくれって〜！
Aちゃんでも良いからぁ！｣
鬼灯｢サタン様の御前ですよ、みっともない。
あ、風神さん。助けなくて大王ですよ。｣
た、確かに死にはしないが、あれはあまりにもきついと思う。
閻魔様が死ぬ！と言うと鬼灯が｢大体、もう死後じゃないですか。｣の一言。
なんで助けないんだ鬼灯…
閻魔｢いいから助けんか、あほたれ！｣
鬼灯｢ﾁｯ、閻魔大王も年貢の納め時か。｣
何で今舌打ちした？？
しかも年貢の納め時って、閻魔様を見捨てるつもりでいる？！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 20人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るあ - 面白かったです。更新頑張ってください。 (2018年7月26日 14時) (
レス) id: b5a241d30d (このIDを非表示/違反報告)
風佳(プロフ) - アクアマリンさん» ありがとうございます！そう言って貰えるとやる気が出ます！お礼として、鬼灯様からのコメントです!鬼｢楽しんでもらえて、大変恐縮です。今後とも私の活躍をご期待ください｣ (2018年1月7日 17時) (レス) id: 7d9a05262a (このIDを非表示/違反報告)
アクアマリン(プロフ) - 初コメ失礼します！夢主ちゃん可愛いですね！面白かったです、更新頑張ってください！私もあなたみたいな文才ほしいです… (2018年1月7日 13時) (レス) id: e03341938c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：風夏 x他2人 | 作成日時：2017年12月19日 21時
