16話 ページ17
閻魔｢3mかぁじゃあ今年の金魚草コンテストはまた君の優勝だろうね…｣
あ、大会ってコンテストの事か。
さっきの獄卒の人が言っていたことがわかった。
地獄に来てからそう経っていないから、よく分からないのだ。
鬼灯｢あ、いえ。私は一昨年、殿堂入りさせて頂きましたので、今は審査員です｣
貴｢色々やってますね…ところでどこ見て決めるんですか？｣
鬼灯｢詳しくは大会の規定書にありますが、大きさの他に、色と模様、それに目の澄み具合と活きの良さ。そしてなき声。｣
閻魔｢な、な
〜〜〜
審判員｢では4番の方どうぞ｣
男性｢頑張れよマサ子!｣
金魚草｢お…ぎゃ…おぎゃあ！おぎゃあおぎゃあ！｣
女性審査員｢今のは素晴らしかったですね｣
鬼灯｢感情がこもってましたね。
絶妙に気持悪くて最高です。｣
男性(?)審査員｢いい
〜〜〜
閻魔｢泣き声ってそっち？｣
鬼灯｢飼い主が仕込む芸の一つとして大会の見所でもあります。｣
閻魔｢長い付き合いだけど、未だに君のミステリーは尽きないよ…｣
鬼灯｢そうですか？私は至って単純な男ですよ？
そうですよね、風神さん。｣
貴｢いや、ときどき分からない時ありますよ？｣
昔は分かりやすかったけど、今となっては不明。
分からない時はあるし、分かる時は分かる感じだ。
閻魔｢女の子の好みとか想像出来ないし…｣
あ…それは気になる…
昔、1度だけ考えた事はあるが、結局分からないまま終わってしまった。
鬼灯｢この子は割と可愛いと思います。早めにこっちに来て欲しいくらいです｣
そう言って見ていたのはテレビに出ていたお姉さんだった。
成程…ああいうのが好きなのか…
貴｢多分この人、死んでも天国行きでしょう。でもこういう感じが好きなんですね｣
鬼灯｢いえ、別に顔の好みはあまり無いのですが…｣
『わぁ…！大きな幼虫です！』
あ、ホントだ。…にしてもデカイな…
テレビに映ったのは大きめの幼虫だった。
普通の女性なら叫ぶだろうな…
鬼灯｢虫や動物に億さない人が好きですね。｣
閻魔｢あー…そうだろうね。今までの話を聞いていると…｣
鬼灯｢そもそも動物をむやみにいじめたり、捨てたりする人は、不喜処地獄逝きですからね。
やはりアナコンダに締め上げられても、笑ってるぐらいじゃないと｣
閻魔｢アナコンダだけに、締めつけもヘビー級だろうねぇ｣
何故か寒気がした。何でだろう…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 20人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るあ - 面白かったです。更新頑張ってください。 (2018年7月26日 14時) (
レス) id: b5a241d30d (このIDを非表示/違反報告)
風佳(プロフ) - アクアマリンさん» ありがとうございます！そう言って貰えるとやる気が出ます！お礼として、鬼灯様からのコメントです!鬼｢楽しんでもらえて、大変恐縮です。今後とも私の活躍をご期待ください｣ (2018年1月7日 17時) (レス) id: 7d9a05262a (このIDを非表示/違反報告)
アクアマリン(プロフ) - 初コメ失礼します！夢主ちゃん可愛いですね！面白かったです、更新頑張ってください！私もあなたみたいな文才ほしいです… (2018年1月7日 13時) (レス) id: e03341938c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：風夏 x他2人 | 作成日時：2017年12月19日 21時
