1話 ページ2
貴｢はぁ…｣
どうしても言わなきゃいけないのかぁ…
私の名前はA。
私は風神の末裔である。
その為か、皆からは｢風神｣と呼ばれる事が多い。
そして今歩いているのは不喜処。
これから閻魔様に会いに行くところだ。
貴｢嫌だなぁ…｣
一人でとぼとぼと歩いていると、後ろから懐かしい声が聞こえた。
？｢おや？貴女は…｣
声がした方に振り向くと、そこに居たのは…
鬼灯｢Aさんではないですか。｣
閻魔大王の第一補佐官、鬼灯だった。
鬼灯は鬼神で、体型とかガッチリしてる。
その上身長も高くて、私と比べると30�僂皸磴Α�
貴｢鬼灯？｣
鬼灯｢一体ここで何をしているのですか？｣
鬼灯は私の横に来ては、そんな質問を投げかけてきた。
今はその話をして欲しく無いんだが…
そんな事を思いながら仕方なく質問に答える事にした。
貴｢いやぁ…これから閻魔様に会いに行こうかなって…｣
鬼灯｢大王にですか？では、一緒に行きましょう。
私も行くところだったので。｣
貴｢…じゃあそうする。｣
こう見えて鬼灯とは昔からの仲で、二人きりの時はこんな感じだ。
二人の時、私は鬼灯、鬼灯はAさんと呼んでる。
いつからって質問にはまだ答えられないが…
まぁ…人が居るときは敬語を使う。
鬼灯｢でも、なぜ大王に話があるんですか?｣
貴｢まぁ、着いてからのお楽しみだよ｣
聞いたらきっと驚くだろうなぁ…
そんな台詞を心の中で呟いた。
他愛のない話をしていると、あっという間に閻魔殿についた。
こんなに距離短かったか？閻魔殿って…
鬼灯｢大王、ただいま戻りました｣
閻魔｢お帰り〜…おや？君は…｣
閻魔様は覗き込みながらそう言っていた。
私は閻魔様から姿が見える様に、後ろに下がった。
貴｢風神ですよ、閻魔様。｣
閻魔様に一礼した。
閻魔様とは何度か天国で会っているのだ。
一応、風神の末裔なんで…
閻魔｢Aちゃんじゃない！何十年ぶりかな？｣
貴｢24年ですよ。今日はお話があって来ました｣
閻魔｢話って？｣
閻魔様は笑顔を保ったまま質問して来た。
私はそっと閻魔様に微笑んだ後、鬼灯の方を見た。
鬼灯は少し不思議そうだった。
まぁ、顔には出てないんだが…
貴｢鬼灯様にも、関係のある話ですよ。｣
鬼灯｢私にも関係のある話ですか？｣
貴｢ええ。実は私…
地獄で働く事になりました｣
これが、この話のきっかけになった。
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るあ - 面白かったです。更新頑張ってください。 (2018年7月26日 14時) (
レス) id: b5a241d30d (このIDを非表示/違反報告)
風佳(プロフ) - アクアマリンさん» ありがとうございます！そう言って貰えるとやる気が出ます！お礼として、鬼灯様からのコメントです!鬼｢楽しんでもらえて、大変恐縮です。今後とも私の活躍をご期待ください｣ (2018年1月7日 17時) (レス) id: 7d9a05262a (このIDを非表示/違反報告)
アクアマリン(プロフ) - 初コメ失礼します！夢主ちゃん可愛いですね！面白かったです、更新頑張ってください！私もあなたみたいな文才ほしいです… (2018年1月7日 13時) (レス) id: e03341938c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風夏 x他2人 | 作成日時：2017年12月19日 21時
