【呪術廻戦】ハイスペックと最強（高専編）

鎖雀の一族 ページ17

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「何も知らねーって感じの顔だな。教えてやるよ
ただし約束しろ。」


圧が変わった。

…よく見たら、この男…呪力が全くありませんね



『…』




「ロシアの餓鬼、俺の仕事の邪魔はするな」



呪力のない人間が、ここまでの気迫を出せれるなんて…




『…星漿体の事でしょうか、賞金首にかけるようで』


「…」


男の目つきが変わった


『…しませんよ』


「あ？」



『…邪魔なんて…しません。
もうこれ以上、彼らの前で嘘をつきたくはありません』


理由のない人を殺したりなんか、もうしない



『…それで、教えてくださるんですよね』


…私の素性を…



少しの間が開き、男は顎に手を置き…







「多分アレだろ、お前…鎖雀の生き残り｣



…生き残り…？






｢鎖雀の一族はずっと御三家に監視されて生きてきたんだよ

産まれた子を御三家に術式が目覚めるまで預けなきゃいけなかったらしいしな。その右目を受け継いだお前は始末されると思って、お前の親がロシアに逃がしたんだろ」




確かに私は記憶がまだないぐらいの時に…
ロシアで主人に拾われた。



『…どうして監視なんてされるの
それに、始末される理由も、逃がす理由も分からないわ』



「御三家に嫌われてるからに決まってんだろ。
お前の先祖が平安の時代にやらかしたんだよ


ロシアに逃がした理由と始末される理由は…
その術式、鎖疆(さきょう)呪術だけなら
まだしも その '' 目 '' まで受け継がれたからだろ｣


『…』



「五条家で例えてやるよ。
無下限呪術と六眼を持ち合わせた五条悟…
アレは呪術界にとって最強だ、重宝される…

でも鎖雀の一族は違う。
鎖疆呪術とその右目の組み合わせは
この呪術界にとって強すぎるから
初めっから消しとこうってわけ。」

'' 分かるか？嬢ちゃん''




『…』



分からない、この名前は主人が付けてくれたものだと…

いや、違う。





＿＿＿＿＿＿


【あぁ、どうして周りの子と名前が違うかって？

君を拾った時に…書いてあったんだよ。
丁度その右目の下にね。


鎖雀Aって…私が日本人でよかったね、ロシア人が拾ってたらどんな名前になってたんだろうね…ホント。】

＿＿＿＿＿＿



昔の…主人が言っていた事を思い出す。


そうだ、私の頬にペンで書かれてたんだ、
主人はロシア育ちの日本人…


だから読めたんだ




じゃあ高専に入学出来た理由は…

約束が違う→←口元に傷のある男

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