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口元に傷のある男 ページ16

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今回の任務の場所から、星漿体の少女が通う学校まで近かった。

補助監督の人に車を出してもらうか?と夜蛾先生に言われたが
歩いていった方が早いと考えた私は黙ってひたすら
街を歩いていた。





『…』



彼女はきっと学校にいる時間だ。
大体の行動パターンと行動範囲は全て主人からメールで
送られてきてる。


大丈夫。まだ何かがあった訳じゃないんだから
そう思っていても不安は募る一方で…



闇サイトの賞金首なんて…誰が狙ってるか分からない

主人の事だから…他国にこの事を言ってるとは思えない
敵は増やしたくないのがあの人だ。


私レベルの刺客に彼らが会わないことだけをただ願う




裏路地を通った方が早い…

なんて思い、裏路地へと入った。その時、






『!!!』



一瞬だった。背後から口元に傷のある男が
私に蹴りを入れてきたのだ




気配が全くなかった…!!!!

体が反応したのは右目のおかげね、



間一髪で避けるが、その後も殴る蹴るを繰り返す男。


ガタイの差もあるせいか、力勝負じゃ負けますね、
術式を使うしか…



そう思い鎖を出した。


しかし







「あー、この体術。やっぱホンモノだな」


と、男は私から距離を取った。




そして



「'' 無慈悲な人形(クルーエル・ドール) ''」


と、笑いながら言った。



『…どうして……』


私の異名を…それに、私は顔がバレてないはず…




「ロシアの隠し兵器だろ?オマエ。
鎖雀の一族の生き残りであり、右目に呪いを宿してる女」



『…』



「俺の知り合いにそーいう事に詳しいヤツ居るんだよなァ
最近海外で大人しいと思ってたら…
やっぱり日本(コッチ)にいやがったか」


淡々と話される内容じゃない

詳しい奴とはいえ、私のことがバレすぎている、




『……顔は割れてないはず…どうして?』


「あ?ンなもん決まってんだろ。

天才的な体術。紫色のかかった髪に、白い肌。眼帯。
そして何よりその術式だ

…俺が聞いた情報と全く一緒なんだよ」




『…』



容姿の把握は大体されてたんですね

知りませんでした。




「てかそれ高専の制服だろ。オマエ呪術師になりてぇの?

鎖雀の一族なら高専も喜んで入学させただろ」


首を傾げ、私に近づく男。




…どういうこと…?

さっきから言われてる鎖雀の一族ってなんですか、?


私は自分の出生も何も知らない

この術式の名前すらも。


ただ、呪いを目に宿し鎖が操れるぐらいしか…私は…

鎖雀の一族→←因果



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ゆい(プロフ) - 出来れば呪術廻戦0を期待します (2023年1月2日 19時) (レス) id: da308acd1e (このIDを非表示/違反報告)
Mami(プロフ) - 凄く話が良いです! (2022年12月20日 0時) (レス) @page42 id: a64b7436ba (このIDを非表示/違反報告)
瑠歌 - 初コメ失礼します!ずっと言いたかったんですけど、お話すごい面白いです!更新がんばってください! (2022年12月15日 7時) (レス) @page22 id: 4793296ced (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2022年12月7日 16時

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