約束が違う ページ18
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…いつか、私を始末する為…?
そう思った瞬間、心臓が締め付けられた。
「ンな怯えた顔すんな。始末されねぇよ、お前は…」
顔に出ていたのか、男に顔を覗かれ心配された。
『っ…』
五条悟や、夏油さん…灰原くん、七海くん…
皆から殺される対象になると考えたら怖くなったのだ
『…どうしてそんなことが言えるの』
声が震える中、聞けば
「鎖雀の一族は今まで呪術師の仕事に携わらなかった。
協力を要請しても拒否。だから余計に御三家に嫌われてる
あれだけの力を持っていれば戦力になってたのによォ…
でも今回は別だ。呪術師の仕事に携わりたい鎖雀の一族…
しかも術式とその右目を持った奴なら戦力にもなる
万年人手不足な呪術界からすると…
お前はヒーロー扱いだと思うぜ」
『…』
なら、私を逃がしたという親は…今どこに……
他にも、もっと私のことを…
と、男の話を待っていたが
「あー、長い事話したし、この先説明するのが面倒くせぇな。
後は御三家に保存されてる資料でも読んどけ」
そう言い欠伸をしながらこちらに背を向け歩いていく
御三家の資料なんて…
私なんか見れるわけないのに…!
『そんな、約束がちが_______』
歩いていく男の背中に向かって言ったが
「多分またそのうちに会うだろうし、その時な。」
と、振り向きもせず私に言い放った。
『そんなの絶対に嘘じゃないですか、』
「俺は嘘つかねぇよ」
…絶対嘘。
加えて
「オマエ、誰かに似てんだよな…誰だったけなァ」
『…知りませんよ……そんなの…』
私の消えるような声は、路地裏に寂しく響いた
にしても…どうして彼は五条悟を知っていたのでしょう…
有名だから…?
________
甚爾side
「あっちには五条悟がいるんだぞ」
早くたこ焼き食いてぇ と思いながら電話で話す
「うん百年ぶりの六眼と無下限呪術の抱き合わせ。
《……オマエでもか?》
「さぁ、どうかな」
実際殺り合った事もねぇし未知だ。
「とりあえずバカ共には賞金のかかっている残り47時間。
五条の周りの術師と五条本人の神経を削ってもらう
勿論星漿体は殺さねぇからタダ働きだ」
《時間制限を設けたのは良かったな。
呪詛師の集まりがスムーズだ》
「そんだけじゃねぇけどな」
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ゆい(プロフ) - 出来れば呪術廻戦0を期待します (2023年1月2日 19時) (レス) id: da308acd1e (このIDを非表示/違反報告)
Mami(プロフ) - 凄く話が良いです! (2022年12月20日 0時) (レス) @page42 id: a64b7436ba (このIDを非表示/違反報告)
瑠歌 - 初コメ失礼します!ずっと言いたかったんですけど、お話すごい面白いです!更新がんばってください! (2022年12月15日 7時) (レス) @page22 id: 4793296ced (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2022年12月7日 16時