兄の騎士に守られた【瀬名泉】

Part21 ページ26

「退屈、、」

ずっと部屋にいるからインスピレーションが湧くわけでもなく、何が楽しいわけでもなく、そもそも命が狙われてる時点で楽しい気分なわけでもなく

「真緒〜、遊んで」

「子供ですか、俺らも忙しいんですよ」

「まこくんは？」

「街に情報収集です」

あー、まこくんそーいうの得意だもんなぁ



「なんで私が魔女なんだろ」

頑張ってる、王国で一番偉い人として


「頑張ってたっ、筈なのにっ、、」


涙で視界がぐちゃぐちゃになる


「姫は、頑張ってますよ。だから今回も、頑張れます。頑張れないなら頼ってください。俺も、真も。オリオンの城の人達も応援してくださってます。だから、泣かないでください」


緑色の目がまっすぐ私を見つめる

「姫は笑顔が一番です。俺、好きですよ。姫の笑った顔、こっちも元気になれるんです」


「褒められたら照れるし」


「はいはい、お、真帰ってきたみたい」

真緒はポンポンと頭を軽く叩き、私の部屋を出た


「笑顔、か」

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多分今年最後の更新ですね〜
良いお年を！

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