quiet room 2 ページ9
鏡の世界へ来て早1ヶ月か
ブラザーは俺を心配して……ない､か
そうだよな
代わりだって…居るもんな｡
…ここへ来てみんながみんな優しい
起こす時も優しくて､ブラザーは俺に笑いかけて
あの時､の事や辛かった事､
俺が望んできた事………
………彼処でも俺は確かに笑っていた事
全部忘れても
宵の寒さに閉塞で嘆いた
幸せだけ繰り返しても虚しくなる事は
分かっていたが
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俺は昔演劇部だった｡
それはそれは楽しかったんだ
舞台上では好きに演じ好きに歌える
そして誰もが俺に注目して見てくれる｡
真面目にやればやる程評価も上がった｡
褒められるのが何より嬉しかった
将来は､演じる様なそんな職に就きたいとさえ思えた｡
けどそれはやはり只の夢｡
夢を口にしても味気が無かった
まるで泥人形のようだった
帰り路の陽だまりが俺の楽しみになっていて
添い遂げられて気付く蟠り
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そうやって昔の事を思い返せば
夢を見た｡
逃げ出したような俺が居て､
其奴は俺にまた問いかけた｡
「 如何してこんなに苦しいんだ 」
俺が知りたい｡
逃げたら直ると思ったんだ､見なければ聞かなければ､きっとそんなのは…
頭がぐちゃぐちゃなまま俺と目を合わせれば
「きっと誰かの為さ」
なんて息吐くように嘘を吐いて
だって､こう言うしかないだろ?
なぁそうだろ
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賑やかが逆に俺を寂しくさせたそんな桑園で
いっそ
強かに過ぎ行く人生みたいだった｡
手を伸ばす
浴槽
沈んでは浮かんでった
水花火
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六つ子(カラ抜き)side
直球に､最近カラ松がおかしい
いや､これに関しては最近の出来事じゃない
1ヶ月は経ったのかもしれない｡
比較的六つ子の中ではトップで優しい次男｡
それは俺達が1番よく分かっている筈だった
でも俺らはその優しさに漬け込んで､甘えて､肝心のカラ松自信なんて考えずに
躊躇無くカラ松の心を踏み荒らしていった｡
その報いか､果ては罰なのか
何時からかカラ松はカラ松?…じゃなくて
此方まで頬が緩みそうになる優しい微笑みも
躓いてもそっと手を引いて隣を歩く姿も
母さんが居ない時はエプロン姿で美味しい料理を作ってくれる…事も｡
全部､全部無かったことにされたみたいで
でも逆に､
じゃあ本物のカラ松とはなんだ?
そのカラ松は何処にいる
と言われたら答えられない
一松とトド松が夜中にいつも目を覚ます｡
きっと
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ゆゆりんご(プロフ) - え、ボカロ？松？？私得 (2019年11月12日 21時) (
レス) id: 01d7da7a06 (このIDを非表示/違反報告)
螺旋アダムスキー脊髄受信体▽(プロフ) - 長兄松ガールさん» わぁぁぁ！コメント初めて貰いました！！有難う御座います！！！嬉しいと思ってもらえて此方も大変嬉しいです！頑張るので結末まで良ければ見ていってくださいね！！ (2018年6月7日 22時) (レス) id: be00fbf727 (このIDを非表示/違反報告)
長兄松ガール - おそカラと一カラスキなんではっきりいうとっっっても嬉しいです!しかもボカロ!嬉しいしか思わねえｗこれからもがんばってくださいね! (2018年6月7日 0時) (レス) id: 141df8555e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：螺旋アダムスキー脊髄受信体▽ | 作成日時：2018年4月9日 23時
