同 担 拒 否 ワ カ メ 。【瀬名泉】

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瀬名side

｢あら泉ちゃん、なにしてるの？｣


『新作のコスメチェック』


スマホの画面をスクロールするけどあんまりピンとくるものがない気がする。


『絶対俺がこのコスメモデル務めた方が売れるでしょ。ていうかこれゆうくんじゃない！？なんでゆうくん、こんな女と一緒に仕事してんの意味わかんないんだけど！！』



｢うるさいです瀬名先輩！さっきライブ前は冷静になるように言ってきたのはどこの誰ですか！？｣



『うっさいよかさくん！！それどこじゃないからぁ！』



｢まぁまぁ泉ちゃん、そろそろゆうくん離れしたらどうかしら？ほら、今日のライブで可愛い泉ちゃん好みのお姫様がいるかもしれないわよォ？｣



お姫様から好みの子を探すとか普通にダメでしょぉ。もし仮にそんな子いても目が合うのはステージの上だけでライブが終わればもうほとんど会えないに等しいわけだし。



そもそもゆうくん超えるお姫様なんてもうとっくに芸能界に入ってるでしょ。



｢なになにセッちゃんの好みの子探すの〜？｣



『はぁ？』



｢任せて俺頑張るから｣



『くまくんはライブ頑張ってよねぇ！？｣



｢セナのためなら俺も頑張るぞ｣



『あんたはフラフラしてないでさっさとリハしてきな！！さっきサボってたでしょ！次やったられおくんには作詞すらやらせないからねぇ！』



｢んもう泉ちゃんたら照れ隠しが下手ねェ！｣



『黙れクソオカマ』

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