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「………はぁ」
シカマル「お疲れ様です」
「本当ですよ……」
私達は会談を終えて、宿へと戻った
私は疲れたあまり壁の隅にもたれかかった
カカシ「うーん……まさかAがここまで優秀だとは思わなかったなぁ」
「いや、もう少し喜んで下さいよ。風影様相手ですよ？」
カカシ「あぁいや勿論凄いとは思ってるよ！ただ、優秀すぎるのも考えものだなぁって……」
何が考えものなんだろう
結果的に言えば、上役同士の揉め事を鎮火させたというのに。
まぁ砂の上役は納得はしないだろうけどさ。
シカマル「あれ？そういえばAさん、守鶴のとこ行かなくていいんすか？」
"確か2日目は守鶴に挨拶行くって言ってませんでした？"その質問に私はまたドッと疲れが押し寄せてきた
目覚めてから1年が経ってしまったが
砂隠れに来たら守鶴様にお礼と挨拶に行かねばと思っていた。
だから砂へ行く途中、守鶴様と約束を取り付けていたのだった
「深夜2時に待ち合わせしてるので、外出許可届け出したんですけど、いくら忍とはいえ、他里の重鎮を護衛を1人もつけないで、外出許可は出せないって断られてしまって。今はどう抜け出すか考えてるところです」
シカマル「め、面倒くせぇ…」
カカシ「あ！」
火影様は思い出したのか、はたまた閃いたのかどっちとも取れぬ反応をした
カカシ「じゃあ一緒に行こうか？許可通ると思うし」
「え？」
カカシ「うんうん。それがいい。善は急げって言うし、早速許可取ってくるね〜」
「はぁ…………」
シカマル「Aさん、本音が漏れてますよ」
「ため息もつきたくなります」
火影様の考えはよくわからない。
というか火影という身でありながら、変なところ自由なんだ。
この前なんか滝修行してくるとか言って、里からいなくなったし
火影なのに今だって自分で取りに行くし
危機感の欠如、とも取れる。
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作者名：紫希 | 作成日時：2021年6月8日 1時
