53 ページ5
No said
あまりの情報量の多さと、普段のAを知っている者たちにはとても受け入れ難い話だった
テマリ「う、嘘だろう…？Aがそんなわけ……」
サスケ「実際に手の甲に封印式が刻まれているのが何よりの証拠だ」
テマリは体の力を失ったように、床にへたり込んだ
カンクロウ「で、でもよぉ！今まで手の甲になんか封印式なかったじゃん？Aの記憶がないのはどうしてだ？」
サスケ「書きかけの封印式という事は、儀式が中断されたという事。全ては中断した事による何かが考えられる」
カカシ「確かに人柱力とは似て非なる者、だね」
九喇嘛などの尾獣は、人柱力から取り出されると、人柱力は命を落とす。
Aの場合は、尾獣を封印すれば命を落とすのだった
我愛羅「そんな話を信じろ、というのか？」
我愛羅は受け入れていなかった。
サスケの言うことが正しければ、Aは永久封印をしようとしていた事になる
それは、封印で命を落とす事はおろか、2度と転生しない事を意味していたからだ
サスケ「この女が禁忌に触れたのは、氏族の死を目の当たりし、自身が殺される可能性があったからだ」
"自分で全てを終わらせるつもりだったようだ"淡々と話すサスケに、テマリは涙をこぼした
ナルト「じゃあ、東雲氏族の適合者が封印してくれてるおかげで、俺たちは生かされてるって事か……？」
サスケ「そうなる」
日向「そんな、知らなかった…」
サスケ「東雲氏族は表向き政治家だからな。知らなくて当然だ。俺も警護を依頼されるまで知らなかったからな」
我愛羅「……封印に他の方法はないのか」
"何かあるだろう"我愛羅は掠れるような声で言った
サスケ「残念ながら、ない。これは何千年と東雲氏族に継承されてきた儀式だからな。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 43人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紫希 | 作成日時：2021年6月8日 1時
