繋がり2 (ページ34) - 小説/夢小説

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里の警備の方に侵入者の身柄を引き渡すと、私が木ノ葉の重鎮兼外交官だと気がつき、酷く驚いていた

それもそのはず。重鎮が忍だなんて前代未聞だから。

お面を外すと私だとバレるし

お面は一つしかないしで、まさか重鎮のお面のまま戦う事になるとは。

砂隠れは風影様がいるから、侵入者なんて滅多にないだろうと思ったのに油断した

「飛影様、シカマルさんにこれを届けてくれますか？」

飛影「承知した」

私は飛影様にシカマルさんへ宛てた手紙を頼んだ

眠ってたら、多分私が終わる

「さて。シンキ君、怪我見せて」

シンキ「俺は大丈夫です。それよりも外交官様が((「良いから」

少年は名をシンキ、といった。

歳を聞くとシカダイ君と同い年らしい

シンキ「いっ…」

「はい我慢」

擦り傷に消毒をして絆創膏を貼ると、私の顔は見えないのに、私のお面とその作業を黙って交互に見ていた

「よしっと。じゃあ帰ろうか」

"送ってあげる"手を差し出すと頭に？を浮かべた

「こんな夜道に子供1人、置いていけないでしょ？」

時刻は0時。

つい、シカダイ君と重ねてしまって手を繋いだが、もしかして嫌だっただろうか？

シカダイ君曰く、いつまでも子供扱いするな、との事で

最近は気が向いた時にしか繋いでくれない。

シンキ君も同じかな、と顔を恐る恐る見ると、どうやらそうでもないらしい

10歳にもなると恥ずかしい期が来るかと思いきや、そうでもないのか？

「シンキ君は、忍を目指してるの？」

シンキ「はい。」

「そっか。じゃあさっきのは勝てると思った？」

我ながら嫌な質問をしているな、とは思うけど

忍を目指すなら、ましてまだ子供ならば、力量を見誤ってはいけない。