72 ページ24
カーテンが揺れる音が聞こえて
風が頬に触れて
花の匂いが鼻を掠めて
太陽の温もりを感じて。
目を開けると私は暖かな日差しの中
病室に1人、横たわっていた
ピッピッと規則正しく、私の心音を確かめるように機械が告げる
「………生きてる」
自分の心臓がドクドクと、生きている事を実感させてくれた
私は再び生きている事に安堵し、涙が頬を伝うとすぐに部屋の外から
地鳴りのように何かがこちらへと近づいてくる音が聞こえた
その何かは私の病室のドアを勢いよく開けたかと思うと
ナルト「Aさん！！！！！！！」
そこには酷く驚いた様子の、そして最後に見た時よりか少しだけ老いたナルトさんがいた
どうやら私は木ノ葉にいるらしい
「お久しぶりです」
ナルト「目覚めたってばよおおおお！！！」
ナルトさんはとんでもない声量で声を上げると、各方面から注意が飛んできた
シカマル「おいナルト！お前急にいなく……Aさん！？」
"本当か！？！？"シカマルさんは私に近づいて、顔を確かめた
シカマル「ったく遅えっすよ！！！」
"良かった"シカマルさんもナルトさんも私を見て涙を流してくれた
「風影様と火影様は息災でいらっしゃいますか？」
ナルト「カカシ先生なら超元気だってばよ！我愛羅は((シカマル「特殊な任務で砂隠れから出れないんすよ」
"少なくとも後1年は"シカマルさんは少しだけ困ったように目を泳がせた
「シカマルさん、皆さんをここへ集めて頂けますか？」
シカマル「了解。ナルトはここで待ってろよ」
そう言ってシカマルさんが病室を出て行こうとしたところを、私は付け足した
「……風影様やカンクロウさんには、伝えないで下さい」
ナルト「なんでだってばよ！我愛羅が1番((「いえ」
「後1年は砂隠れから出られないのであれば、余計な心配はかけさせられません。」
「それに私は、やるべき事があります」
私の言葉に2人とも顔を合わせて不思議そうな顔をした
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 43人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紫希 | 作成日時：2021年6月8日 1時
