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No said
我愛羅「もう3年、か」
"まだ目覚めないのか、A"我愛羅は1人、Aの病室に来ていた
あの時からAは一度も目覚める事なく、気がつけば3年の月日が流れた
我愛羅の呼びかけに、Aはただ目を閉じて静かに生きていた
我愛羅「………早く戻ってこい」
"ずっと待っているぞ"そう呼びかけると、病室のドアが開いた
カンクロウ「おーす。我愛羅帰る時間だぞ〜」
我愛羅「あぁ。ではまたなA」
"次は2年後に"我愛羅が木ノ葉にお忍びや公務で訪れた時は、時間さえあればAの病室に籠る。
それは頻繁に来れない距離だからでもあった。
そして我愛羅は養子に迎えたシンキに力の使い方を教えるため、公務以外2年間は砂隠れから出ない事になった
そのため2年間はAに会う事はない
砂でAを診ようにも、本来ならば東雲氏族は木ノ葉の民、というわけでAは木ノ葉から出す事は難しく
ナルトの勧めもあり、Aに何かあれば木ノ葉にはサクラがいるため動かさない方がいいという決断になった
カンクロウ「そんな顔すんなって！いつかは目覚めるじゃん？」
"な？"カンクロウ自身もAを心配していたが、それ以上に我愛羅は心の傷を治せないでいた
シカダイ「あ、叔父ちゃん達」
カンクロウ「お〜！シカダイじゃん！見舞いか？」
我愛羅「大きくなったなシカダイ」
我愛羅はシカダイの頭を撫でると、シカダイは恥ずかしそうにする
シカダイ「もう子供じゃないって」
カンクロウ「はは！まだ8歳だろ？十分子供じゃん？」
そんなシカダイを見て我愛羅はシンキを重ねた
我愛羅「シカダイ、頼みがある」
我愛羅はしゃがんで、シカダイと目を合わせた
我愛羅「俺は風影として、そして父親としてやらなくてはいけないことがある。当面、木ノ葉に来る事はできそうにない。そこで、だ」
"Aの事をシカダイに頼みたい"その発言にカンクロウは驚いた
我愛羅「シカダイの言う通り、俺はAを泣かせてしまうような男だ。それでも、Aだけは失いたくないのだ」
"頼まれてくれないか"我愛羅の真剣さに、シカダイは驚いたが、すぐにため息をついた
シカダイ「次泣かせたら、風影が女泣かしたって噂流すからな」
我愛羅「それは怖いな」
"男同士の約束だ"そう言って2人は拳を軽くぶつけた
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作者名：紫希 | 作成日時：2021年6月8日 1時
