67 ページ19
九喇嘛「引きこもり、お前に一つ聞くぞ」
"返答次第では即刻この小娘から去る"場の空気が一気にピリついた
九喇嘛「お前、力を制御できるようになりたいか？」
これは飛影様に問われる、私の命の選択だった
九喇嘛「ワシはこのアホ狸の手柄を横取りするために来たに過ぎん。」
守鶴「誰がアホ狸だバカ狐！！！」
九喇嘛「この場に存在できる程度のチャクラしか潜ませてないアホ狸は黙ってろ」
"使い物にならん"犬猿の仲、とでも言うのだろうか。
九喇嘛様と守鶴様は仲が悪いらしい
九喇嘛「いいか、お前が力の制御を必要とするのなら、今この場で叩き込んでやる。力を制御できれば、ワシとナルトと同じようにお前は小娘の中に封印され、小娘は人柱力として生きられる」
九喇嘛「だがその必要がないのなら、引きこもりらしく、その小娘の転生権を奪って永久に封印されていればいい」
"この小娘を生かすも殺すもお前次第だ"九喇嘛様の選択を前に、飛影様は私を見た
飛影「………我はずっと悔やんでいたのだ。東雲氏族を縛り付け、我のために命を落とした者が一緒に封印される事を」
飛影「Aは永遠の転生権を譲渡してまで我といる決断をしてくれた。そんなAが再び生き続けられるのなら、我の力を貸してやれるのなら、これは我にとって願ってもない事。」
"是非とも頼みたい"そう、九喇嘛様に返答した飛影様はどこか嬉しそうだった
飛影様の返答を聞いた九喇嘛様は、少しだけ笑った
九喇嘛「おい根性なし。お前、ワシらの他に尾獣と会った事はあるか？」
飛影「ない。生まれてから尾獣と会ったのはこれが初めてだからな」
九喇嘛「引きこもりめ。まぁいい。外の世界に出たらまず八尾に会わせてやる」
"覚悟しておけよ"九喇嘛様の笑いに、私も飛影様も嫌な予感しかしない
九喇嘛「ｸｸｸｯ……久しぶりに暴れるとするか」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 43人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紫希 | 作成日時：2021年6月8日 1時
