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No said
テマリ「A、遅いねぇ」
シカマル「まぁ相手がカカシ先生だからな。遅くもなるだろ」
一方、我愛羅達が帰宅した奈良家ではAの帰りを待っていた
我愛羅「雨も降って来たようだし、迎えに行った方がいいだろうか？」
テマリ「すれ違っても面倒だし、もう少しだけ待ってみないか？」
テマリの言葉に、我愛羅はソワソワとしていた
カンクロウ「落ち着けって我愛羅！Aならすぐ帰ってくるじゃん！」
我愛羅「生憎、この状況で落ち着いていられるほど、俺は器用ではない」
テマリ「一世一代の大勝負！男ならしっかりしないか！」
我愛羅「いっ……」
バンバンっと我愛羅の背中を勢いよく叩くテマリ。
ダンダンダンっ
そこに勢いよく玄関の戸を叩く音がした
テマリ「はいはーい……って日向さん！？」
"どうしたんだい？そんなに慌てて"テマリの声に、居間にいた我愛羅、カンクロウ、シカマル、そしてシカダイが廊下に顔を出した
玄関には急いで走って来たのか、息を整えながら雨に濡れた日向がいた
日向「えっと、風影様いらっしゃいますか！？」
我愛羅「ここだ」
日向「Aさんという女性の方が、池の前で倒れてるのをナルト君が見つけて……！」
日向「意識がなく、酷い熱に魘されてて、今は病院で……って風影様！？」
我愛羅は雨に濡れるのも構わず、病院へ走った
テマリ「我愛羅…！？全く！！日向さん、病室まで案内お願いできるかい？」
日向「は、はい！もちろんです！」
奈良家にいた全員が慌てて病院へと駆け込んだ
テマリ「Aの状態は？」
日向「数十分、雨に打たれた事もあり体温低下、酷い高熱に魘されて呼吸も弱く、意識がありません。今はサクラさんが診ています」
カンクロウ「襲われたのか？」
日向「私達が見つけた時は、外傷は見つかりませんでした。すぐに火影様に連絡して里を捜索しましたが怪しい人物は見つからなかったため、襲われた可能性は低いかと思います」
テマリ「クソッ……！原因不明が1番タチ悪い！」
シカマル「テマリ、落ち着け。サクラなら原因を突き止めるさ」
テマリ達は不安を胸に、病院へと走った
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作者名：紫希 | 作成日時：2021年6月8日 1時
