【黒バス】悪童の妹 Second game【悪女主】

遊び４７ ページ9

Aは静かに口を開けた


「私の兄、花宮真は知ってるよね」

「うん、それがどうしたの？」

「じゃあ、そいつの性格は知ってる？」

「詳しくは知らないが、良い話は聞かん奴だ
それがお前になんの関係があるのだよ」


あれ、わからないかな
こんなに簡単なヒント出してるのに


Aは怪しく口角を上げた


「そんな兄がいる私は、当然性格が悪い」

「そ、そんなわけないじゃないっスか
だって花宮っちは優しくて…」

「そんな嘘に、いつまで騙されるの？
そんなの私が演じたキャラに決まってるじゃない

私は亜樹音を潰すために皆に近づいた
利用しようとしたの

本性隠して、良い子演じて
簡単に騙されてくれて、助かったよ」


話を聞くもの、赤司と亜樹音以外は
状況が飲み込めない


…と、Aは思っていた


「やっと、言ってくれたね」

「もう、待ちくたびれたっスよ」

「…は？どうゆうこと？」


状況が飲み込めないのは
Aの方だった


どうして？
私は騙してたのに？


やっと話してくれたって何？


「つーかわかってたし
お前が猫かぶってることぐらい」

「その美人顔でそのキャラは変だしねー」

「じゃあ、最初からわかってたの？」


わかってたなら
なんで私と一緒にいたの？


どうして離れていかなかったの？


「みんな、Aが悪女だってわかってたよ
何度もきたからね、ミーハー転校生

でも、Aはミーハーじゃなかった
だから余計わかったよ

それでも離れなかった
…なんでだから分かる？」


亜樹音は、優しく微笑んでAに問いかける


「みんな、Aの事が好きだからだよ」

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